2023年04月06日(木曜日)
04.06.私の恩人ムツゴロウさんが亡くなった。
私は17歳18歳の頃、闘いの心に占められていた。
それが挫折した時、
私の心を救ってくれたのが畑正憲の「ムツゴロウの青春記」で、
それからムツゴロウシリーズなど畑正憲の本を何十冊もすべて読んだ。
無人島日記シリーズや、
命をかけて育てたヒグマのどんべえ物語シリーズ。
中でも一番エキサイティングであった「青い闇の記録」。
そのすべてが私の心の価値観に影響を与え、
その強い影響が私の今に続いていると言っても過言ではない。
そういう意味で、私の恩人なのです。
10年ほど前に
無人島日記とどんべえ物語の舞台になった瞼暮帰島を見に行った。
瞼暮帰島が見える浜中町の海岸には美しい霧多布湿原が広がっていて、
その霧多布湿原に何度か通って
その水源となっている「鷲の巣の山」約100万平米を買って、
地元のNPOに所有権を譲って自然を護ってもらったりもした。
いつか、
きっといつか、
中標津にあるムツさんの牧場に行き、
ムツさんに会って話をしたいとずっと思ってきた。
でも、何か具体的に相談事がないと
行ってはいけないような気持ちがあって、
ずっと行きそびれながら、
ムツゴロウさんがもう相当ご高齢になっていることも気になったが、
いつかは・・・で、
済ましていたことが悔やまれる。
「そのうち・・、いつかはやるつもり。は、やらないのといっしょだ。」
と、人をたしなめてきたのに、
自分が、一番したかったことを、いつかは・・で実現しそびれてしまったのは、
悔やんでも悔やんでも悔やみきれない。 自分が情けない
ムツゴロウさん、畑正憲氏のご冥福をお祈りいたします。