谷 好通コラム

2023年04月09日(日曜日)

04.09. 自分の時間は、自分で決めて、自分で使っていかなくては

今日は4月9日だから、

明後日4月11日から「サイレント期間」が始まります。

サイレント期間とは、

この会社の決算は毎年6月だから、

四半期(Quarter、3か月間)ごとの決算が

9月(1Q決算)、12月(2Q決算)、3月(3Q決算)、6月(本決算)とあります。

その四半期決算は、

それぞれの締め日の1か月+10日後に出されるので、

その前の1か月間があらゆる投資家の皆さんとお会いしないし、

お話もしないという1か月の期間を「サイレント期間」と言います。

 

だから、3Q決算(3月31日)を開示する5月10日の前の1か月間、

4月11日~5月10日までが今回のサイレント期間です。

 

私は機関投資家からの取材(IR)が普段から比較的たくさんありますから、

平日の半分以上の日にはIRが入っていて、それも多い時は日に3件入るので、

多い月には30件ものIRを引き受けます。

最近は、株式の時価総額が1,000億を越してきているので、

海外の投資家からも取材の申し入れが多く、

通訳さんを挟んでのIRになることが増えました。

これは同じコミュニケーションをとるにも2倍近い時間と集中力が必要です。

しかし、こういうような予定が数多く入っても、

その前後、間には隙間が十ニ分にあるので、

普段のルーティンの仕事を少し効率的にこなすだけで、全く困りません。

 

それが3か月に1回、

しかも1か月間もの長い時間サイレント期間になります。

その間はルーティンの仕事があるだけなので、

この一か月間のスケジュールは、そのままなら空白が目立つはずなのですが、

この期間を、自分の意志で有効に使える期間として、

自分がやろうとしている色々な事を精力的に自分から予定を入れていきます。

 

今回の4月11日からのサイレント期間には、

まだ訪問していないLABOの新店がかなり溜まってしまったので、

新店を計画に訪問することと、

新店候補としてすごくたくさん出た物件から

地元のLABOマネージャーと会社が合意して進行中の建設決定物件を、

確認の意味と、店舗プランのイメージを持つ意味で、見たいと思っています。

 

今後、LABO新店を出すスピードを加速していく為に、

4タイプに分類されつつあるLABO店舗デザインの定番を、

慎重にブラッシュアップしながら、造り上げなければならないのです。

 

まだ他にも一杯やるべきことがあって、

この一か月の時間を目一杯有効に使う為に、自分から予定を入れていきます。

それでも中々きっちりと物事が進むとは限らず、ちっとも終わりません。

私は今、自分の仕事の終点を75歳に限界点を設定しているので、あと4年。

せいぜいあと5年、下手するとあと3年、

でも、自分の意志で自由になる時間が3か月に1回1か月ずつあるのだから、

これをどう活かし切って行くか、どう自分の意志で動かして行けるか、

自分に唯一残された代え難い唯一の時間を、

ただ流れて無くなってしまう時間にするのか、実現すべきものを持ち続け、

実現の為の自分の意志の上の時間にするか。

自分が何をどうやるのかを自分で決めて、

自分で入れていくこと無しでは、自分も他の要素も動くことはないので、

自分の時間にはなり得ない。

 

せっかく、ここまで実現力を持ったのだから、

自分の時間は、自分で決めて、

自分のものとして自分で使っていかなくては、

自分のこれまでの長い一生が

何の為の長い長い時間だったのか、意味を失ってしまう。

 

それは若い時に気づければ、

自分の一生の意味がまるで変ってくるのに、

与えられたルーティンの仕事をこなしているだけの楽チンをしていると、

あるいは、服従に身を預けていると

今の日本は豊かで平和なので

自然に、”楽チンなだけ”のまま終わってしまうことになる。

それが、なぜか市民としての権利だと思っているもったいない人が多い。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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