2023年04月10日(月曜日)
04.10.我が社の取締役会の在り方の変容
今日は4月の月例取締役会です。
株式上場前の取締役会は、
まるで会社全体の営業会議の延長の様なもので、
会社をどう伸ばしていくか、会社をどう円滑に運営しているかを
取締役を中心として役員で話し合った上で確認していました。
しかし今は、社外取締役とか監査役などが、
一般社会の立場からの疑問や質問とか、男女平等の観点からの意見とか、
社会的な存在としての会社の在り方など、
以前のように内輪からの観点だけではない意見や話題が多くなりました。
上場前は、会社はまだ個人企業の延長でしたが、
上場した以上は、株主さんをはじめ多くのステークスホルダーと従業員、
そして経営者にも社会的に中立な立場を持つメンバーが参加していて、
個人とは違う文字通り社会の中の法人としの存在になったことを実感します。
しかし、それは法人会社を立ち上げた時点で
個人企業とはまるで違うということは当たり前のことなのですが、
法人企業でも、実質的には代表が一人だけの天ぷら(衣だけ)法人も多かったり、
個人的な会食や買い物でも法人名の領収書を平気でもらう
公私混同がまかり通っている社会です。
一般の人や投資企業である株主さんが多く存在する上場会社では
個人企業的な発想での経営は許されないのです。
しかし、私は上場前の昔から、
公私混同はかたくなに嫌ってきたし、
私的な飲み会などでの領収書をもらうことを忌嫌ってきたし、
会社の金でゴルフ等の遊びをすることを恥じるべき事として嫌って来た。
それでも、
形式としての客観性を確保するために、
しなければいけないことがあって、それをする事にむろん異存はない。
形式的なことでしかないとしても、むろん異存はない。