谷 好通コラム

2023年06月13日(火曜日)

06.13.私は自分の人生を特に変わった人生とは思っていない。

71歳になった今、私は自分の人生を振り返った時、

その時々で、私は少数派であったかもしれないが、

その時々で決して稀有な変わった存在でもなく、特に目立った存在でもなく、

少数派ではあっても普通の人間で、同じような人はいっぱいいた、

 

私の人生に一番長い時間、一番多く影響していたのは、

残念ながら4才の時のポリオだが、

しかし、ずっと多かれ少なかれの影響はあったとしても、

決定的な要因になったことは一度もない。

だから、私の人生を決めた要素でないことは間違いない。それは断言できる

 

それにしても、私にずっと付きまとっていた意識は、

自分はカッコ悪いという緩やかなコンプレックスだ。

それを意識した最初は、

中学校の通学路で駄菓子屋のガラスに映った自分の姿で、

ホッテントットみたいに尻が突き出た歩き姿だったと思う。

今思うとも大きくビッコを引きながら歩く姿が、

そう見えただけだったかもしれないが、

私は、今までもずっと、自分の事をカッコイイと思ったことが無い。

人生で、本当にただの一度もない。

 

小学校5年生の時に初恋をして

(今でもその人の姿、顔、名前は全部憶えている。)

でもずっとその事を言えずに、眺めているだけだったが、

中学校になった時、自分がカッコ悪いと一番思っていた頃、

その初恋の人が、

同じ学年のすごくかっこいい男子のことが好きだという噂話を聞いて、

私は4年間も好きだったのに、あっという間にあきらめた。

 

それ以来、私は、

私の事を好きだと女性から告白されたことが一度もない。

だから、私は、女性からモテないという確信を今でも持ち続けている。

 

だから、女性のいる飲み屋さんで

ホステスさんから言葉でチヤホヤされても、

仕事として言っているだけだという確信を持ち続けている。

 

それと同じように、私は自分が優れていると思ったことが無い。

 

だから、なぜ、今、こうなっているのかは、私にとっても謎だ。

謎だが、不思議だとは思っていない。

一つ一つの事を、いつも結果として違うことを考え、言って、

やってきたら、ずっとつながった連続としてこうなっているので、

その一つ一つは不思議ではないのだけど、

今、その結果としてこうなってしまっているのは、ただ謎なのです。

 

私は、勉強でも運動でも、何一つとして”一番”なったことはなく、

(学校の頃のマラソンではいつも後ろから一番であったが)

いつも、みんなに混じっていて、先頭に立つこともなく、

 

私は自分の人生を特に変わった人生とは思っていないのだが、

結果としてこうなってしまっているのは、不思議ではないのだが、謎ではある。

家でビールを飲んでいたら、

連れ合いが「お父さんは激しい人生だね。」と言うのだが、

私には、そんなことは身に覚えがなく、違うと思ったので

ふと、こんなしょうもないことを書きたくなったのです。

 

 

明日からは、もっとまじめに書きます。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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