2023年07月04日(火曜日)
07.04.健気な人たちの姿に、70過ぎのじいさんまでも、心打たれる。
今日の昼前に、二人の女子レスリング選手がKeePerを訪問した。
KeePer技研に所属する吉元選手と屶網選手。
至学館大学に在籍中から応援してきた二人が、
大学を卒業して時点からKeePer技研の所属選手となった。
彼女たちは、二人とも日本のトップクラスの女子レスリング選手で
来年のパリオリンピックでの金メダルが狙える選手として嘱望されている。
パリオリンピックの女子レスリング日本代表選手の資格をかけて、
先日、明治杯という全日本の大会に出場したのだが、
残念ながら、二人共、もうちょっとのところで負けてしまった。
特に吉元選手は、決勝戦で
東京オリンピックの金メダル選手に僅差の得点差で負けてしまい、
文字通り惜敗であり、
吉元選手は試合が僅差の負けで終わって、
口惜しくって、回りにはばかりもなく号泣していたと、
応援に行っていた広報のスタッフから聞いた。
別階級の屶網(なたみ)選手も3位で終わり、惜敗と言っていい。
これで、パリオリンピックの可能性は限りなく小さくなってしまったが、
競技はパリオリンピックだけではなく、
アジア選手権とか世界選手権など、大きな大会は続く。
さらに5年後には、ロサンゼルスオリンピックがあり、
両選手ともその時点でまだ27歳であって、十分に守備範囲だ。
彼女たちは、この女子レスリングを誰かに強制されてやっている訳ではなく、
自らの中から湧き出るモチベーションだけで、
想像を絶するような厳しい練習に明け暮れ、
今回のようにそのモチベーションの元であるパリオリンピックへの出場が、
望み薄になっても、更にパリから4年先のロスオリンピックに目を輝かせる。
その健気な姿に、私たちは少なからず感動してしまった。
吉元選手は、泣き虫で、
負けた試合のことを話し出す瞬間から、目から涙が湧き出てきて、
一生懸命私たちに話すのだが、泣きながらで言葉がなかなか聞き取れなくても、
誰も聞き返すことなく、
感動して、その健気な姿を見つめるばかりであった。
KeePerは所属のこの二人、吉元選手と屶網選手をずっと全面的に応援します。