2023年07月21日(金曜日)
07.21.KeePer技研の前身株式会社タニは1985年の創業。
KeePer技研㈱の前身は㈱タニという共同石油のガソリンスタンドだった。
私は元々18歳の時からガソリンスタンド勤めで、
最初は名古屋の軽油ステーション(トラックステーション)の深夜勤務に
アルバイトで入った(時給が高かったから)。
と同時に、夜間大学の学生でもあったのですが、
仕事の方が面白くなって、ほとんど学校にも行かず。
19歳の時、小さなガソリンスタンドの店長のチャンスがあったのを機に、
学校はやめてしまった。
それから13年、ガソリンスタンドの店長を何軒もやって、
会社も3回転職し、32歳の時、1985年にガソリンスタンドとして起業した。
それから紆余曲折して今に至り、こんな風になっちゃっていますが、
自立した会社としての原点は、1985年にあります。
だからKeePer技研株式会社の創業は1985年ということになります。
約38年前、ガソリンスタンドとして独立できたのは、
刈谷のクラウン石油㈲さんの神谷社長が、
築約20年のガソリンスタンド「クラウン石油㈲刈谷店」を売ってくれたからです。
売ってくれたと言っても、土地は地元の地主さんが別にいて、借りものです。
だからスタンドの建物/設備と経営権を3,000万円で買いました。
と言っても、実際にお金を出して買ったのは当時の共同石油の直系会社で、
私は地主さんから土地を借りて、
さらにガソリンスタンドの店舗はその直系会社から私が借りた訳です。
しかも、販売したガソリンなど石油製品の仕入れの為の買い入れ担保は、
営業当初から用意されていなければならないのですが、
商売が始まってから、現金売りで先に入ってきた現金を担保に入れたのです。
つまり私は32歳の時、
一銭も資金がない状態から、
すべてを借りる形で、すべてに賃料を払う形でスタートしてのです。
今考えると、よくもあんな無茶な起業が出来たもので、
いっぱいの幸運と、
たくさんの人のおかげで起業出来て、
行き当たりぱったりで38年間がむしゃらでやってきて、
38年後に、たまたまの幸運が積み重なり、
仲間たちが頑張ってくれたので、たまたまこうなっちゃっている訳です。
だから、振り返ってみると
クラウン石油㈲さんの神谷勝司社長が、
「クラウン石油㈲刈谷店」を売ってくれた所がすべての始点なのです。
神谷勝司社長の年齢は聞いたことが無かったので分かりませんが、
私より1回りぐらい上である印象があるので、
すでに80歳を越していることになれますが、
あるきっかけで、今年の4月にお亡くなりになっていたことが判りました。
コロナ禍の影響もあって、
葬儀がことごとく「家族葬」になっていて、
あまり関係の人に連絡もされず、
多くの人に集まっていただくような葬儀が珍しいほどになって、
コロナが解禁されても、「家族葬」が当たり前になってきたようです。
それで、お亡くなりになっていたこと知ったのが遅れてしまったのです。
改めて、神谷勝司氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
創業の時の恩人の一人が亡くなって
大きな意味で、
一つの時代が終わったような気がします。
そして現代、今日は、
最新のKeePer「フレッシュキーパー」の短編ビデオの撮影をしました。
今日撮ったのはそのビデオの中の「やもり」の部分です。
8月末には完成の予定です。時代は着々と進んでいきます。