2023年09月03日(日曜日)
09.03.関東の新店・7店舗の数字の比較から見た主観的分析。
この3か月間にオープンした関東の新店、7店舗について考えた。
まず、8月の実績。
この表には、
超一等地にオープンしたLABO有明店とLABO用賀店との比較の為、
あえて暗色をかぶせてLABO世田谷店を加えている。
まず、LABO用賀店を見ると、
さすがに都心の超一等地に開店しただけあって、
オープン早々500万円オーバーは大したものだが、
気になる点が、新規来店数が86件しかないこと。
すぐ近くにLABO世田谷店があるが、
リピートのお客様率がわずか12.2%にまで成熟しているにもかかわらず、
新規来店数が118件もある。
成熟度が進んだ店舗ではある程度新規来店数が少なくなってくるものだが、
それでもまだ118件もあるということは、
世田谷店が新店の事は150件以上の新規来店数があったはずだ。
それと比べると86件はいかにも少ない。
それでも、オープン早々500万円オーバーの販売実績であるのは、
LABO用賀店の新規率がすでに22%にまで低い事からも分かるように、
LABO世田谷店から廻って来ている数が相当数あるということで、
これがある程度孤立している店舗ならば新規率は45~50%ぐらいなので、
今の時点での500万円オーバーに惑わされてはいけない。
となると、今後のLABO用賀店の成長は、
超一等地を活かした大きな新規来店数が必要となってくるのだが、
その数が86件では心もとない。
86件を元に新規率が15%程度に成熟しても総来店数は573件にしかならず、
これに平均的な単価16,000円を乗じても910万円にしかならない。
LABO世田谷店は平月にも2,000万円をオーバーしてくる。
そのLABO世田谷店にまったく引けをとらないような超一等の立地で、
成熟した後に910万しか予測できないようでは、話にならないのだ、
この時点での新規来店数は少なくとも120件以上は欲しい。
今のLABO用賀店には
新規のお客様が入られるのを阻害している何らかの要因があるはずなので、
それを見つけて一刻も早く排除することが必要だ。
今、LABO世田谷店から流れてきているお客様は、
世田谷店のWeb予約の枠がいっぱいで、LABO用賀店に流れている筈。
用賀店の洗車比率が80%にまで上がっていることからも解かる。
それをある程度制御しようとして、
用賀店の洗車の予約枠を絞っているのではないか。
予約枠を絞ることで新規のお客様が入りにくくなっているのかもしれない。
或いは、店の中から気づかない物理的な入りにくい要因があるのかもしれない。
いずれにしても、それらを見つけて一刻も早く排除することが必要だ。
同じように新規客数が低いのは
LABO武蔵村山店と、LABO福生店。LABO東大宮店。
関東の新店にも関わらず74件とか78件とはいかにも低い。
これは、新店オープン告知のアクションがいかにも遅かった。
Web上での新店告知、少なくとも店舗ページの充実とアピールは
一か月前からは始めたかった。
それぞれの店舗メンバーは、キックオフミーティング(開示と同時期) 前には、
アピールを始めてはいけないと誤解していたことがあとから分かる。
しかし、私も後で気が着いたのだが、
関東の「市」と言うのは、
どんな市でも10万人以上の人口があるものだと思い込んでいたのだが、
武蔵村山市が約7万人、福生市が約4万人。
(伊勢崎市は約21万人)
これは、地方都市と同じとスピード感でかかっていくべきなのかもしれない。
しかし、関東の小さな市でも隣接して密度の濃い濃い町があるのだから、
地方都市とまったく同じではなく、何らかの手法を探るべきだろう。
いずれにしても、新規率が15%程度まで成熟してくれば、
月1,000万円には届かないかもしれないが、立派な採算店に成長する筈だ。
東大宮店は工事の不手際があって、スタートで少しつまづいた。
やがて挽回は出来るはずだ、
LABO福生店には、人口は約4万人かも知れないが、
福生市に密着している米軍横田基地に米軍関係者が約1万人いる事から、
LABO福生店の看板には英語を付け加え、英語版のメニューを用意することにした。