2023年10月01日(日曜日)
10.01.新しい月の最初の日、雨の秋の日。
冷房も暖房も入れずに心地良い秋はほんの短い間ですが、
今日はその最初の日のような気がします。
暑い8月と9月はとても長い日だったでしょう。
現役が終わっている私達はいつも冷房の効いた場所にいたので、
残念ながら夏の実感が薄いのですが、
過去を振り返ってみれば
夏は暑いだけではなく、
夏の実感はいつも詰まっていて、濃くて、
いつも凝縮した日々であって、実は辛かった思い出はありません。
逆に秋は心地良かったはずなのに逆に薄かったような気がします。
短いだけでなく薄かったような気がするのです。
もうすぐ、
寒くて辛い冬がやってきますが、
冬も、夏と同じように、凝縮していて
実は濃い思い出がいっぱいであり、辛い思い出はありません。
冬は好きです。いつも濃いから好きです。
秋のように楽で心地良いということは、
過ぎてみれば、その事があったという記憶は無く、
単に薄くて空っぽなだけのような気もします。
そういう意味では、
人生、大変なことが入れ替わり立ち代わり有って、
いつもジタバタと必死こいて働いて、
ヒィヒィゼイゼイいっていた方がいいのかもしれません。
だとするならば、私の人生は辛かった訳では全くなく、
良かったということになります。
そう思うと、妙に納得できます。
5年前まで住んでいた家が無くなって土地になっていました。
その家の目の前の堤防の彼岸花が盛りです。