2023年10月27日(金曜日)
10.27.ひと昔以上前、共に闘った仲間、あるいは一緒に遊んだ仲間?
昨日は東京で、
午前午後とキチンと大切な仕事をこなした後、
仕事というよりも以前から会いたかった人に会いに行きました。
私は2010年?~2015年?くらいの5年間、
フォルクスワーゲンのゴルフGTIカップシリーズというレースに参加していました。
年間5レースぐらいを全国のサーキットを巡って開催される
一応、ちゃんとしたレースです。
私はポリオで左足が不自由なのですが、
ゴルフGTIはDSGという電磁クラッチの仕組みで
クラッチペダルを踏まなくてもシフトを指先で操作出来るので、
左足=クラッチフットが不自由な者でもハンディ無しでレースが出来るのです。
しかし、これよりも数年前から、
古いN1仕様のAE111(レビン)で、レースをやっていた事はあったのですが、
年齢が進むにしたがって、
弱い左足でクラッチを踏めなくなっていたので、
電磁クラッチDSG搭載のゴルフGTIレースの発見は、
私にとっては救世主のようなものです。
しかし元々運動神経が鈍い事には自信があり、
しかも50歳過ぎてからの参戦では、勝てる見込みなんてある訳ないのですが、
レースに自分が出られること自体が、夢のようで楽しい経験でした。
しかし、私はレース場では緊張していたのか殆ど喋らず、
一緒にレースに出ていた人たちとの交流は全くなかったのですが、
一人一人の事はよく憶えています。
いっちょ前に、私にとって皆さんはライバルだったので
私はすごく意識していて、
ほとんど話もしないのに、かえってよく憶えているのです。
レースに出ている人は、
自動車雑誌関係の人や、現役の自動車評論家、医者、
チューンナップショップのオーナー、正体不明の人(私も?)・・・・・
大体、いつも十数台のレースで、
私はいつも、後ろから数えた方が速いポジションが普通だが、
約30レースでドベになったことは無い。
もろろん優勝した事もない。が、
ただ2回だけ、2位になったことはある。
昨日お会いした人は、自動車雑誌「ENGIN」の村上政編集長。
この人は本格的なドライバーで、
先日は、ポルシェのレース仕様に近い車種「RS」の試乗会に
日本の自動車雑誌関係者としてはただ一人指名を受けて、
イギリスのシルバーストンサーキットで走ってこられたそうだ。
私などとは本質的に意味が違うドライバーなのだが、
そこはゴルフGTIカップレースの面白い所で、
私でもこの村上編集長とレース中にデッドヒートをしたことが何度もある。
その1シーンが、
「ENGIN」の中の記事に載ったことがあって、
その記事を、村上さんが昔の号の「ENGIN」の中から探し出してくれていて、
見せていただいた。
後ろにいるのが私の№25 KeePer号で、
前にいるのが村上さんの№10 ENGIN号だ。
№10がコーナーで後輪が滑り出した所へ、後ろから来た私がビビっている所。
私は、あの頃の事を話す機会がまた来るとは思っていなかったので、
楽しくって、あっという間に2時間が過ぎて、
後ろに予定を造ってなかったから良かったものの、
珍しく予定を伸ばして話し込んだのでした。
あの頃のレースの写真がもう一枚あった。が、
しかし、なんと私の№25が、ドベにいるではないか。
先に「ドベになったことは一度もない」と言ったが、あったのかもしれない。
いや、それとも、ゴール地点までには何台か抜かしたのかもしれない。
どっちでもいいことだが・・・
私はもう71歳になってしまったので、
レースにまた出るなんてことは絶対にないと思っていたが、
村上さんの言うには、今の「Eスポーツ」は、ものすごく発達していて、
プロのドライバーでも必ず練習に使っていると言い、
私にも「ぜひやった方がいい」と、一生懸命おすすめいただくので、
私は、元々テレビゲームは絶対にやらないが、
たぶん1年後には、
「Eスポーツ」「ドライブシュミレーション」に、
嬉々として、夢中になっているかもしれない。たぶんやっているのでしょう。
ひと昔以上前、共に闘った仲間、あるいは一緒に遊んだ仲間。
「ENGIN」村上編集長と、