谷 好通コラム

2023年12月12日(火曜日)

12.12. 来年、#38 KeePer CERUMO GR Supraでフルカラー参戦。

 

来年・2024年、KeePerは、スーパーGT 500クラスに、

トヨタ38号車「KeePer CERUMO GR Supra」フルカラーで参戦します。

 

KeePerは2022年まで、

スーパーGT500クラスに、

#37「KeePer TOM’S GR Supra」で9年間フルカラー参戦し、

2017年には年間シリーズチャンピオンに輝きました。

 

しかし、残念ながら、

2023年、つまり10年目であった筈の今年、

#37のフルカラーを、金融関係の会社デロイトに奪われてしまった。

しかしその事を知ったのが去年の10月になってから。

もう遅くなっていたので

代替えの車を探しても時すでに遅く、

今年は、何台ものレースカーに分散して小ステッカーを貼るだけの

費用だけはほぼ同じくらいかかっても、

宣伝効果はほとんどゼロに近い、

なんとも厳しく、寂しい年になってしまいました。

 

だから、来年こそはと、

今年の早い内から複数の500クラスのチームに話をかけ、

フルカラー復活を目指したが、なかなか困難な作業でした。

スーパーGTの500クラスのフルカラー車を得ることは、

わずか17台(?)のごく狭い門であり、

お金を出せば取れるものではなく、

大変名誉であると同時に、大きな幸運がなければ得られないものなのです。

 

10年前、#37 KeePer TOM’SでKeePerがフルカラー車になったのも、

何重もの幸運と偶然が重なって、たまたま得られたのであり、

KeePerのブランドが今のように多くの皆さんに知られるようになったのも、

この時の幸運が大きく影響しています。

スポンサー料は決して小さな金額ではありませんが、

車好きに対する訴求力が、SGT500クラスのフルカラーはずば抜けており、

TVCMなどと比べても、

そのコストパフォーマンスの良さは桁違いに高いものです。

 

今回の#38 KeePer CERUMOでKeePerのフルカラー車が得られたのも、

たまたまの偶然と幸運のたまものです。

 

日本でレース界が今のように活躍する前の草創期から

レース界に大きな貢献をしてきたZENTさんが、

一つの歴史の区切りのように、

#38から引かれた機会が偶然あって、

私達KeePerが、フルカラーを引き継がせていただいたものです。

 

2024年のスーパーGTは、

KeePerにとって間違いなく素晴らしい一年になるでしょう。

チームCERUMOは、TOM’Sに比べても全く遜色のない強いチームです。

 

また、日本一人気のある立川 祐路 選手が、

今シーズン終了をもって引退し、

来年はチーム社長と同時に立川 祐路 監督となって采配を振るいます。

チームとしての人気がまた上がりそうです。

 

ドライバーは、今年に引き続き、実力に定評のある石浦 宏明 選手と、

 

今シーズン最大の注目の的、

ホンダから移籍の大湯 都史樹 選手。速さ抜群の注目若手ドライバー。

 

久しぶりのシリーズチャンピオンも現実的な夢です。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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