2018年05月07日(月曜日)
5.07.人を馬鹿にした人こそバカになっている
人の間違いを見つけて、
その人を馬鹿にするのはよくある事だが、
その間違いが、その人の単なる思い違いの間違いであって、
決してその人を馬鹿にするような間違いではなかったとしても、
その人を馬鹿にしてしまった人は、
その間違いの元である勘違いに気が付かず、
その人を馬鹿にしたかったから、
その間違いを見つけたことを得意に思ってしまう。
そこで、その人とのコミュニケーションは途切れ、
ただ単に馬鹿にすべきではない人を馬鹿にする愚かな者に成り下がる。
こういうことは、
自分を優秀だと思っている人がよく陥る罠で、
この出来事を自分が優秀である証拠と位置付け、
愚かにも、得意に思ってしまう。
自分が優秀であることに自らの存在意義を見出し、頼っている人は、
他人を愚かだと認識する事で、自らの存在意義を確かめる。
寂しい人だ。
人を馬鹿にすることこそ、
実は、自分が愚かになってバカになっていることを知らない。
無知の知、
自分が知らない事が人より多いことを知らない人は、
自分が優秀だと思っている愚かな人に多い。
人は誰も、自らが知らないことが多く、
知らないことを知れば知るほど、
知らない事が果てしなく多いことを知り、自分が優秀などとは思わなくなる。
だからこそ、いつまでも新鮮であって、
だからこそ、多くの事を自らに取り入れ、学ぶことが出来る。
さらに、学べば学ぶほど、自らが知らない人であることを知る。