谷 好通コラム

2024年02月10日(土曜日)

02.10. 13話.起業するまで。恥ずかしながら不良でした。

刈谷市の1軒のガソリンスタンドを譲ってくれる話を実現するまでには、約1年という長い時間と、譲り主との何十回もの話し合い、交渉がありました。譲ってくれるというそのガソリンスタンドは、刈谷市のメインロードである155号線とは途中で分かれた往復一車線ずつの県道に面した店舗で、決して100点満点の店舗ではなく、どちらかというとマイナーな石油元売りマークを付けた古い(築約25年)店舗でした。現金安売り看板で売っていてガソリンの販売数量は水準以上ありました。その店舗の上物全部と営業権(法的なものではなく)と土地の賃借権(借主が代わる)で全部で3,000万円です。高いか安いかは、その店でどれだけ販売するかの自分の自信次第ですが、私は「絶体に買い」だと思ったのです。

しかし、その時の私の持ち金はほぼゼロで、3,000万円は元売りの共同石油と大手商社の合弁会社に買い上げてもらい、その店をこの合弁会社から私の会社が借りて運営しようという私にとっては虫のいい話です。しかし、その当時は元売り間でガソリンスタンドの建設競争が激しく、3,000万円で1軒の店舗が自元売りで獲得出来れば安くていい話だったので買い側は完全に乗り気でした。しかも商売が始まってからの商品買い入れの保証にとしての支払い担保は両親が住む土地家屋を入れさせてもらうという図々しさで、私の起業は文字通り「一文無し」だったのです。本来は起業の元手をこつこつと貯めてからというのが正しいのですが、私の場合は決して優等生ではない、恥ずかしながら調子だけがいい不良のような起業だったのです。

 

似たようなことで、私は21歳で結婚しているのですが、その時、私は妻になるべき相手に「30万円ある。」と言ったのですが、実はその頃、私は酒ばかり飲んでいたので飲み屋さんに30万円のツケがあっただけで貯金なんて全くありませんでした。それでいざ結婚生活に入る時はそのツケを払ってもらってからだったのです。それを「俺は30万円あるとは言ったけど、それが借金とは言わなかったけど貯金とも言わなかった。」などとまるでペテンみたいなことを言ってごまかしたのです。しかし、悪いことはするものではなく、50年経った今でも妻からは、未だにそれを言われます。30万円のことをいまだに言われるのです。本当にいい加減なことはするものではありません。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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