2024年02月24日(土曜日)
02.24. 26話ドイツSONAX、ドクターピッチとの運命的な出会い
2003年、その頃、KeePerは営業を目的として「オートサービスショー」に出展中、ドイツのオートケミカルメーカーであるSONAXの日本駐在営業担当者がSONAX商品の売り込みにやって来て交流が始まった。
2004年.面白そうな商品もあったのでSONAX商品として取り扱いを始めて見るが、SONAX商品そのままではKeePerのコンセプトと日本マーケットの嗜好に合わず、SONAXのドイツの化学研究室と共同で新しいKeePer製品を開発する活動に変更した。
この時に、SONAX化学研究室の責任者Dr.マンフレッド・ピッチと出会う。Dr.ピッチは、私たちKeePerの考え方によく共感し理解してくれて、私たちの望む方向の製品を試験的に造り「数えきれないほどのサンプル」の製作し提供してくれた。⇒そして、KeePer技研内でのテストと評価・要求⇒SONAXでの改善品制作」のサイクルを続けることによって、着実に新しい独自のKeePer製品が実現していった。彼らの開発の発想と持っている材料は日本の開発とはかなり違うもので、これまでの日本のマーケットには無いKeePer独自の製品開発が出来た。この間、何度もSONAX側のDr.ピッチは来日し、私たちも何度もドイツSONAXを訪問し、開発の活動をした。
KeePer製品は、この天才肌のDr.ピッチの存在と、果てしない我々からの要求に応え続けてくれた忍耐と協力無くしてはあり得なかった。
その頃の若かりしDr.ピッチとクラウディア夫人。私のお気に入りの写真
2006年 それまでのKeePerの主力商品「ピュアキーパー」とは全く別次元の長寿命ガラスコーティング「ダイヤモンドキーパー」をSONAXで完成、洗車屋快洗隊で販売を始める。ダイヤモンドキーパーは、SiO2の無機ガラスを骨格にしているが、ソーダガラスのような固い構造を持たず、分子構造の中にスプリングのような働きをする構造を含んでいて、無機でありながら自動車の塗装と同じ程度の硬さ(柔らかさ)を持つ”低分子”の膜を形成する。すると、膜自体に相当な厚みを持たせても熱膨張差による剥がれることが無いので、膜が塗装表面の凸凹を削ることなく、埋めて平らにしてツヤを出すような、今までにないコーティングを造ることが出来た。
ミュンヘン空港からSONAXのあるノイブルグへ向かうアウトバーンからの夕陽