2018年04月22日(日曜日)
4.22.久しぶりに乗る飛行機、山に感慨
つい何年か前まで、
私は飛行機に頻繁に乗っていました。
海外はもちろん、国内も九州各地、北海道各地、
山陰、東北も飛行機は直行便があるので、
飛行機に乗って行くのが一番効率的で、特にローカル都市へは、
大好きなプロペラ機の、それも一番好きな小型機が飛んでいるので、
このんで飛行機で行くルートを取っていました。
飛行機に乗った回数は、昔、数えた事があったのですが、
たぶん、通算で1,000回は超していたと思います。飛行機が大好きだったのです。
それが何年か前に、椎間板ヘルニアで腰を痛め、
長い距離を歩けなくなった時、
飛行機に乗る為に搭乗口までの空港内の距離を歩くことが出来ず、
仕方なく車いすを乗るようになってから、
空港カウンターや、手荷物検査場、搭乗口での、
いちいちのチェックや確認、案内、説明がわずらわしくて、
そんなどうでもいいようなことが理由で
新幹線で行けるところは遠くても飛行機に乗らず新幹線に乗るようになって、
ローカル都市にはあまり行かなくなったし、
行っても車を運転してもらって、楽をするようになりました。
車いすを使うには、人の手を借りなければいけないので、
飛行機に乗ろうとすると
「いちいちのチェックや確認、案内、説明がわずらわしくて・・」なんて
言ってはいけないのですが、
人は、何か不自由な事があって、
人の手を借りなければ出来ないことがあると、
かえって、自分で出来ることは自分でやりたいと思って、
自分でやれることにまで「手を貸そう」と言われると、
かえって反発してしまうのは、
自分の中の情けない性(さが)なのでしょうか。
言われたことに「わずらわしい」と感じてしまうのです。
そんな事でしばらくの間、飛行機に乗らない期間ができました。
しかし今日は、のっぴきならぬ用件が札幌に出来たことと、
今、LABO札幌店とLABO手稲店で
例年の「春の大ラッシュ」が始まっていて、
4月21日現在で札幌店が990万円を突破して1千万円に王手をかけており、
もちろん全国のLABOナンバー1を独走し始め。
開店1年未満の手稲店ですら300万円を突破して、
立派に「春の大ラッシュ」を繰り広げつつあって、
これを黙って数字の上だけで見ているのも情けなく、
全部の思いを背負って、北海道に行こうと決心したのでした。
つまり、久しぶりに飛行機に乗ろうとも思ったわけです。
久しぶりに飛行機に乗ってどうだったのか。
乗った飛行機はJAL国内便の定番、ボーイング737-800。
乗るまでのわずらわしさは、
私も少しは大人になったのでしょうか、少ししか感じず、
スムーズに乗機することが出来ました。
乗って、飛び上がって、しばらくしたら「御嶽山」が眼下に来ました。
また、もうしばらくしたら、もう一つの単独峰「乗鞍岳」が来ました。
それから日本アルプスの一端が見えて、
(進行方向に向かって右の席なので槍ヶ岳は見えず残念)
雪をかぶった3000m級の山達を観ていたら、
「ごめんな、しばらくほっといて」なんて言葉が頭の中によぎりました。
されに、じわっと涙まで滲んで、
今までに何百回となく見たアルプスの山達を、
しばらくぶりに会った恋人のように思えてしまったのです。
ばかですね。