2024年06月01日(土曜日)
06.01.予定通りに行かない方が、かえって、ラッキーな事が多い。
大昔、1軒のガソリンスタンドを運営する会社として起業してから、
凸凹があったにしても2年後ぐらいからけっこう儲かった。
すると、調子に乗ってすぐに大きな借金をし、
2軒目の土地を買ってガソリンスタンドを建てようとした。
しかし当時、1年後まで有効な暫定措置法という法律ががあったのですが、
何とかなるだろうと思っていたが、結局、ガソリンの仕入れが出来なかった。
私の、世の中を甘く見る悪い癖で、その時は本当に窮地に陥った。
造りつつあるガソリンスタンドの店で、
ガソリン無しでどうやって1年間どう食いつないでいくのか、
どうやって莫大な借金を返し続けて行くのか。
その時たまたま、
燃料油脂新聞に横浜のモービルクリーンベースの記事を目にした。
そこには、
コーティングという当時出来たばかりのカーケア商品が注目されていて、
その最高の技術を教えてくれるコースを、ここで開いているという記事です。
この記事を見て、すぐに横浜に走って行き申し込んできました。しかし、
そこで身に着けたのは結局「磨き」と「コーティング」の技術と知識だけで、
それを好むのは非常に少ない客層であり、ほとんど売れませんでした。
しかし、それを、
磨きはせずに同等の艶を出す独自のKeePerコーティングに進化させ、
今のKeePerの広がりが出来た訳です。
しかし、
この時に身に着けた「磨きとコーティング」自体はやっていませんが、
この時の経験が無ければ、KeePer技研の今の姿は無かったことになります。
しかし、もし、あの時、
すんなりと二軒目のガソリンスタンドでガソリンを売ることが出来ていたら、
私は今でもガソリンスタンド運営していたかもしれません。
たぶん、そうでしょう。
私が慎重派で、世の中を甘く見る悪い癖などなく、
着実にもの事を進める堅実な男だったら、窮地に陥るようなことはなく、
無事に2軒目3軒目とガソリンスタンドを増やして、
そこそこ成功していたかもしれません。
コーティングはやっていなかったでしょう。
しかも、もしあの時、
燃料油脂新聞のあの記事を偶然見なかったら、
横浜にコーティングの知識と作業を学びに行くことはありませんでした。
だから、KeePerはこの世に生まれなかったでしょう。
KeePerは、二軒目の店舗が自分の予定通りに行かなかったので、
たまたま新聞の記事を見たから、
窮地の中で、偶然が重なって、今のKeePerがある訳です。
予定通りにうまく行かなかったから、そこにラッキーがあった訳です。
何か、思った通りにならなかった時、
悲観することはなく、
こんな時こそ、何かラッキーが来るぞとワクワクすることです。
シンガポールのKeePer LABOが、
最初予定していた設置場所がダメになりました。
シンガポールでとても有名なショッピングモールの地下駐車場に
4台分のスペースを借りて、
今までやった事が無いようなKeePer LABOを造ろうとしていたのですが、
かなりの段階まで来ていたのですが、
結局、ショッピングモール側から、×が出てしまったのです。
それで、臨時店舗として並行して話していた
ドライブショップの作業場での
KeePer LABOを急遽、本命として進める事になったのです。
これなら、私達も「LABOトレッサ横浜店」で経験があります。
ショッピングモールの地下駐車場も魅力でしたが、
今考えると、最初からドライブショップのこの場所にしておけば良かったと
皆で思ったのでした。
最初の予定通りに行かなかったので、
ラッキーがやってきた感じです。
こっちのペースになってきました。
明日の日曜日から店舗部の佐々木部長がシンガポールに飛んで行きます。
KeePer LABOシンガポール店、想像図