2024年06月30日(日曜日)
06.30. 雨の北陸路
北陸にLABO新店候補の物件が上がっていたのですが、
是非を出すのに迷ったので、日曜日を利用して現地を見に行くことにしました。
通常は、物件が出たら地域を担当しているマネージャーが
現地を見に行って意見を出してもらい、
その意見を元に
私、社長、専務、LABO担当部長、店舗部スタッフなどで構成される
店簿プラン会議で、ストリートビューなど見ながら、
地域担当マネージャーを交えて是非の最終決定をするのですが、
今回の北陸の物件は何か引っかかる所があって、結論が出ず、
一度、私が現地を実際に見て来るという事で一旦保留になっていたものです。
今日日曜日は雨、
東海北陸道は早道なのだがトンネルが56本も続き、
トンネルを抜ける度に雨に叩きつけられ、非常に走りにくいコンディション。
それでも無事に、時間通り現地に到着する。
その物件のある街の人口の数とか、密度、その物件の前の道の通行量、
物件の視認性など、定性的な条件はひとまずクリアしていて
さらに、この物件の建物が非常に変則的であることは事前に承知していて、
それをどう改装すれば使えるのかは考えて来ていて、
その為に障害になる構造がないかどうかを確認するのも一つの目的であった。
・・・それは大丈夫でした。
しかし、それでもなお引っかかるのが、
その街の建物が妙に古びていて、
古いというより、むしろメンテナンスがしてなくて、
管理がキチンとしている筈の飲食チェーンのペンキが剥げたままで放置され、
いかにもこの地域が、見放されているような気がしたのです。
単なる気のせいかもしれません。
しかし、
こういう直感というものは馬鹿に出来ないものがあって、
店が出来上がり、
営業が始まってからも、
結構、その印象が妙に引きずるもので、数字にも何故かそれが反映します。
だからとりあえず、私はこの物件に✖を着けました。
しかし、それでも「ひょっとしたら、勘違いかも知れない」を思いつつ
金沢に走って、
着工寸前の新しいLABO金沢店の敷地を見て、
そこへ走る街の雰囲気を感じて、建物を見て、活気を感じて、
さっきの候補物件の街に感じた違和感を思い出して、
あの物件は改めて✖だと思ったのでした。
それでも、なおまだ、未練を引きずってはいますが。