2018年03月14日(水曜日)
3.14.自分の真ん中に置いておかなくてはならない事
私がよく知っている人のお父上がお亡くなりになり、
昨夜、お通夜に出席しました。
そのお父上は私の3歳年上で、同じ誕生日3月18日でもあり
最近、同年輩の人の訃報を立て続けに聞いたこともあって
こういうことがもう他人事ではないことを思い知らされます。
自分の世代には、それがもういつ来てもおかしくないことを
キチンと自分の真ん中に置いておかなくてはならないことを思います。
人という生き物は100%の確率で死ぬ訳ですから、
健康が勝利で、
死が敗北だとするならば、
人間は100%、最終的に必ず負けることになります。
最後の最後に負けます。
自分の後の世代の者達が勝ち、生きていく中を負けて死ぬのです。
多少の前後があっても、この順番はほぼ変わりません。
自分の子供たちの世代のみんながまだ勝って生きていく中を、
私たちの世代の者は揃って負けて死んでいくのです。
何とも悔しいではないですか。
当然ですが、
私達は自分の子供の世代にほぼ必ず負けるのです。
何万世代、何億世代も昔から、ほぼ順番通りに勝って負けてきたのでしょう。
多分、それを悔しいことなどと思う事自体、変なのかもしれません。
自分たちが大切に育ててきた世代の者が勝って、
自分たちが作り上げてきた大切なものを、彼らに引き継いで、
彼らに今以上に育て上げてもらうことを委ねるしか方法はありません。
すべての価値を委ねるしか方法はありません。
しかし、その価値を自分の為だけに浪費してしまう馬鹿者には、
間違っても渡してはならないことは、よく知っています。そこは負けません。
自分たちが作り上げてきた大切なものを、
価値観と共に、彼らに引き継いで、
彼らに今以上に育て上げてもらうことを委ねることです。
あまりにも早く逝きすぎたお父上の遺影を見ながら、
その無念の気持ちと、残された人達の寂しさを噛みしめながら、
自分にもいつあるかもしれない、と、思いつつ、そんなことを思いました。
ご冥福をお祈り申し上げます。