2025年02月16日(日曜日)
02.16.メキシコの漁師でもあるまいが、やっぱりそうでしょうかね。
少しずつ仕事の量を減らして、
本気で去る用意をしようとしつつも、
この仕事が持っている可能性を、出来得る限りに実現したい気持ちが強くあって、
ふと、考えると、やっぱり全力で働いていて
ますます去れないようなドツボにはまっていく気もする。
メキシコの漁師の話でもあったように、
全力で働いて、いっぱいの金を稼いでも、そうでなくても、
結局求めている事とやっている事は、何も変わらない。
ただ、働いている事だけが、自分が求めている事なのかと気が付く。
どこまで行っても、何も満たされることはないだろう。
贅沢など全くしたいとは思わないし、
威張りたくもない。
チヤホヤされたくもない。
一体、自分は何を求めて働いているのだろうが、
ひょっとしたら、ただ、働いていたいだけなのかとふと気が付く。
自分も幸せになる訳でもなく、誰も幸せにしている訳でもない。
ただ、働いていたいだけなのかとふと気が付く。
私の場合は、起業しているので、
定年で仕事を取り上げられることはないので、まだマシだが。
今の状態で、不意に仕事がなくなると
本当に、気が狂ってしまうのかもしれない。
メキシコの漁師は言っていた。
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。」
「戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。」
「 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…
ああ、これでもう一日終わりだね」
そして、
「ハーバードビジネススクールでMBAを取得した人間として、
きみにアドバイスしよう。」と言ったビジネスの達人の旅行者は
もっといっぱい働いて、
漁を事業として大成功させれば、
「それから? その時は本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、」
「日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、」
「子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、」
「夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。
どうだい。すばらしいだろう」
こんな面白い話で、
事業は、単に金を儲ける為だけにやったら、
あるいは「楽をする」とか、「贅沢をする」為にやったら、
結果は虚しい事になる。
事業は「目的」をしっかり持ってすべきと、諭してくれた。
そして、先輩事業家で成功者である高橋さんが、
「事業家は死ぬまで現役で馬車馬の様に、働いて、バタっと倒れて死ぬ。」と、
凄く共感する話もしてくれました。
今日みたいに、
「今週は少し根を詰めたので、一日何もしない」と決めた日は、
テレビをつけっぱなしで見て、
でも、何を見たのか全く憶えてもいず、
時間だけが無駄に早く流れて、イライラして、連れ合いに当たったり、
とても優雅に休養していたとは言えない一日で、
とても損をしたような気がします。
こういう日をまた持ちたいとは、とても思いません。
どこかの店に行けば、どんなに楽しかったのかと思います。
でも、今日はみんな絶対忙しい筈なので、そうも行かないと思った訳です。
どうしたものでしょうかね。
やっぱり、
「死ぬまで現役で馬車馬の様に、働いて、バタっと倒れて死ぬ。」でしょうか。
高橋さんと一緒ですか。
う~~ん、やっぱりそうでしょうかね。
好きか嫌いかと言えば、私はこういうの好きじゃないんですけどね。
やっぱりそうでしょうかね。
私は、今、これが一番気に入っています。