2025年02月21日(金曜日)
02.21.新KeePer LABO店を造る為に、店舗プラン会議最低4回通過。
「店舗プラン会議」という名のミーティングがあって、
KeePer LABOに関わる幹部と店舗部、FC店関係者が勢ぞろいします。
基本的に月に3回or4回。
多いと毎週1回4時間前後ずつがこれにかかってしまいます。
KeePer LABOの店舗を造っていくのですが、
「第1段階(店舗プラン会議一回目)」は、
まず、物件検討です。
色々なルートから出てきた物件は、
前もって、地元の地区担当が現地に出向いて確認し
自らの目で物件の感想と見解を店舗プラン会議のメンバーに報告しておく。
物件の近隣既存LABOとの距離と周辺マーケットの規模と密度、
前面道路の交通量などを考えてOKならば
物件の広さ、地形、周辺の様子をGoogle mapで映し、
賃料などもみんなで検討して
具体的な出店のプロセスを進めるかどうかを決める。
(この物件検討は、いつもプラン会議の中では最後の時間にやります。)
「第2段階(店舗プラン会議二回目までに)」
進めると暫定的に決まったら、
店舗部が、その物件の確保に動くと同時に、
その物件の図面など資料の収集と、指定地域等の法的な制約を調べておきます。
そして、店舗部、或いは私や専務などが現地を見に行って、
(私は最近はあまり行かなくなった)
出来れば次のプラン会議までに概略のレイアウトのプランを立て、
図面に落とし込んで、次回のプラン会議に備えます。
(私はこの段階で参加することが増えてきました。)
ここは、これまでに新店、改装などで200店以上の経験が出来ているので、
「これは〇〇〇店パターンの応用で行こう」とか、
「これは〇×▶パターンの拡大か、延長パターンで」など、
相当、スピードが上がって来ています。
それでも全く新しいパターンを考えなければならないケースもあって、
そんな時は、創造意欲が湧いて楽しい。
あるいは、もうすぐ始まるLABO世田谷店の大改装など、
どうしても浮かんでこないような難しいケースもあり、これはこれで楽しい。
「第3段階(店舗プラン会議二回目)」
次のプロセスは、店舗プラン会議でこの叩き台プランの検討から始まります。
ここで、みんなが自分の意見、独自のプランを出して議論してみて、検討して、
修正か、或いは、基本プランを初めから作り直したり、
ここが、一番時間がかかりますが、
一番、醍醐味があって面白い段階でもあります。
FC店の場合は、この段階から店舗づくりに参加してもらいます。
ここで決まったプランを次回の店舗ブラン会議まで図面に落とし直します。
昨日、行った店舗プラン会議ではこの段階の作業を
9軒分も、やりました。
しかし昨日は、すごく早いペースで進んで、
9軒分をわずか3時間程度で終えたのです。
この日は、LABO世田谷の大改装の方向性アイディアがやっと纏まったので、
みんなの調子も乗ったのかもしれません。
「第4段階(三回目までに)」
第3段階で決まったことを具体化して図面に落とす。
その図面を見て、一回か二回か、三回、私も見て小修整してもらって、
さらに、この段階でのパースを中島課長に描いてもらい、看板計画を立てる。
この段階を経て、直営店ならば「建築確認」の申請を進める。
FC店の場合、FC店の変更希望との調整後、
FC店の会社指定の建築会社(がある場合)と調整する。
一昨日オープンのLABO戸塚原宿店のこの段階での図面。
「第6段階(キックオフミーティング)」
開店約1か月前に、新店舗参加の全員が一堂に集まって、
正式店舗名(先日のキックオフはKeePer LABO戸塚原宿店)を全員で決定。
オープン日を正式に決定。
ハード面は店舗外、ブース内部、ゲストルーム、看板などを
細部にわたっての最終修正。
ホームページと、予約受付開始、
オープンに伴う販売促進の検討、店舗視認拡大。
オープンまでのスケジュール、やっておくことを全員で確認。
これで、KeePer LABO1店舗が出来ました。
1店舗のKeePer LABOを造るのに、
店舗ブラン会議を3回通過して、大勢で議論し、
その間にかなりの現地確認と、図面の作成、パースの作成などの作業があり、
色んな手配と申請などやることが山盛りです。
毎週一回、4回は店舗プラン会議で何時間も喧々がくがく議論して、
1軒ずつ決して手を抜かずに、
立地に合わせた1軒1軒オリジナルで造り上げていくのを、
これまで、改装も含めて200軒分やってきました。
これが、あと多分、300軒とか、400軒もやって行って、
今後は、これをスピードアップしてやっていく訳ですが、
ふと、気がついたら1,000店舗を越したなんて日が来るのかも知れません。
ため息は出ても、言葉が出ませんね。