谷 好通コラム

2025年02月23日(日曜日)

02.23. 2001年、スティーブン・スピルバーグ監督「A.I.」という映画。

A.I.」Artificial Intelligence(人工知能)

2001年の映画ということは、私が48歳の時の映画という事になるが、
私は、自分が学生の頃に見た映画だと思っていました。
2001年と言えば、このブログを書き始めた年で、
KeePerの拡販で、毎日全国を駆け回り、毎日スクールをやって、
一番活発に動いても、物事がなかなか進まずに苦しんで迷っていた頃です。
何のきっかけで、この映画をどこで見たのか憶えていませんが、
ものすごく感動した記憶があります。
私が今までに見たたくさんの映画の中で、最も感動した映画です。

 

人工知能と人の心、プログラムと愛、
不変と不安定さ、裏切り、機械と人間。
そして2000年後、
当然、人間は滅びていて、自立した人工知能が、
「プログラムされた”愛”が奏でた人との物語」に感動する。
そんな映画だったでしょうか。

 

 

映画「A.I.」のストーリー  Wikipediaより
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地球温暖化が進んで一部の海に近い土地が沈み、妊娠・出産に厳しい許可制度がしかれ、人間の代わりに多くの資源を必要としないロボットが活躍する近未来。その時代に人間と同じ愛情を持つ少年型ロボットとして開発されたデイビッドは、彼を製作したロボット製造会社の社員、ヘンリーとその妻モニカの元へ試験的に送られる。夫妻には不治の病を持つ息子のマーティンが居たが、現在は冷凍保存で眠っていて目覚める保証はなく、実質的に子供がいないのと同じだった。

自分を起動させたモニカを永遠に愛するようプログラムされたデイビッドだったが、マーティンが奇跡的に病を克服して目を覚まし、退院して家に戻って来てしまう。モニカはデイビッドよりもマーティンの方に愛情を注ぐようになった。ある日マーティンとデイビッドが遊んでいる最中マーティンの生命に関わる事故が発生し、デイビッドは森に捨てられる。

デイビッドは、再び母に愛されることを目的に友達の玩具型ロボットのテディ、森で出会ったセックス・ロボットのジゴロ・ジョーとともに旅をする。途中でロボットを破壊して楽しむショーの見世物にされかけるなど様々なトラブルに遭いながらも、モニカを愛するようにプログラムされたデイビッドはただひたすらにその愛を求めて旅を続ける。『ピノキオ』に出てくるブルーフェアリーを信じ、自分もピノキオと同じように人間にしてもらえると夢を抱き、最後は海の中に朽ち果てた遊園地とブルーフェアリーの銅像を見つける。彼はそこで意識を失うその瞬間まで「僕を人間の男の子にして」とブルーフェアリーに望み続けた。

それから2000年が経ち地球は厚い氷に覆われ、人類は絶滅していた。海底で機能停止していたデイビッドは、より進化したロボットたちに回収され、再起動される。人間と接した貴重な記憶を持つデイビッドは彼らに歓迎され、願いを1つ叶えてもらえることになる。彼はモニカと過ごす事を望んだ。技術が発達しているその世界ではクローン技術も進歩していたが、再生されたクローンは長く生きられないため、たった1日しか一緒にいられないことを告げられる。それでも希望を捨てないデイビッドの願いを尊重したロボットたちは彼の願いに応え、デイビッドは母の愛にあふれた暖かな1日を過ごし、最後は人間と同じように眠るのだった。

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この映画は、私の中でずっと生きていて、
人間は、
人間の中にある非合理性こそが、
人間を人間たる不合理的存在に造っているのであって、
“愛”とか”感じがいい”などという漠としたいい加減な存在には、
たとえば点数の高い正しさや、
確率の高さなどを決定要素にする管理的な手法では、とても太刀打ちできない。

 

なんて、訳の分からないような結論を出しているのです。

 

だから、KeePer LABOの接客マニュアルには
決まった「セリフ」とか、すべき「動作」などがいっさい存在しません。
それでいい。その方がいい。としてきました。

 

しかし、いつまでもこんな漠然としたことをやっていると、
全体のスケールが大きくなって、数がとんでもなく多くなってくると、
そのうち行き詰ってくるに違いないとも思っていたのです。
しかし、ある超有名で巨大なチェーン店が、同じ様な事をやっていると知って、
我が意を得たり。とも思ったのですが、
そんな簡単なことではないのだろうなとも思っています。
今のままでは、とても無理なことは解っています。

 

もっともっと行動して、もっともっと失敗して
もっともっと学ぶべきです。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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