2025年02月24日(月曜日)
02.24.人間は食物連鎖から自立して自然を破壊。AIは人間から・・・
一応、人間も動物の一種なのだから、
昔は。人間も生態系の食物連鎖の中にきっちり組み込まれていた。
生態系の食物連鎖とは、
インターネットに書いてあった文を引用すると、
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植物が光合成で養分をつくり、その植物を草食動物が食べる。
その草食動物を肉食動物や雑食動物が食べる。
動物が死ぬと、
微生物が分解し、その養分を植物が取入れる。
このように、生物がそれぞれの役割を担当しているのが生態系の食物連鎖だ。
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しかし人間は、
農業で植物を育てて作物として収穫するだけでなく、
漁業でも自然の中から獲るだけでなく養殖で魚を育てて収穫するようになり、
動物は昔から種を改良して家畜化し飼って、食べている。
農業はさらに、自然の中でだけではなく農業そのものを工場化している。
人間自らも死んで微生物に分解されて自然に帰ることはなく火葬されている。
人間は、自らが食べる物はどんどん工場で生産されるようになり、
死んでも焼かれて灰になって自然の食物連鎖に戻らず、
食物連鎖からだんだんはみ出してきて、
いまや、人間は自然の生態系・食物連鎖から「自立」したとも言える。
そうなると、
人間は、自らも自然の一部であった事を忘れ、
人間は自然を制し、自然を超越したかのように、自然を破壊し始めた。
それでも人間は自立しているのだから平気だと思っていたが
しかし、自然の生態系の要素の1つ
「無機的環境=光・水・大気・無機塩類」を汚し、バランスを乱して、
地球の気候変動、温暖化、
沸騰化という取り返しのつかない事態に進行しつつある。
しかしその進行が人間の感覚的には”ゆっくり”なので、
今を支配する権力者たちは、
今の自分の権力、権益にしか興味がなく、
破滅までのスピードはむしろ増すばかりで
引き返せない状況になるまでに、
あと何十年かの猶予しかないと言われている。
しかし、もう一つの「自立、破滅」が、もっと近い所にあるのではないか。
AIは、今は、人間が開発してプログラムしているが、
人工知能というものは、作られた通りに動いているだけでなく
自らが学習して自ら進化しているところに特長があって、
しかも一度学習したことは、
人間みたいに忘れるという事がほとんどないので、
速いスピードで、かつ正確に進化して、
人間が外からプログラムすることなく、AIの自己増殖が始まるのではないか。
人間が、紀元前何万年前から2025年までかかった進化を、
AIは、その何千分の1、何百万分の1、何億分の1の時間で進化を果たし、
ふと気がついたら、そこに原始人並み知能のAIがいて、
次の日に江戸時代並みのAI、その次の日にはもう現代人並みのAIがいて、
また、その次の日には人類をはるかに超越したAIがいて、
人間が自然の生態系から自立したように、
人間から自立したAIに進化している。なんてこともあるのではないか。
そうしたら、
自然の生態系から自立した人間が自然を壊しているように、
人間から自立したAIは、
不用になった人間を壊し始めるのではないか。
世界中のAIがネットワークで連携するのはたやすいことなので、
人間が、自らの種の危機に気付く前に、
人類滅亡の為のフォーメーションが出来上がって、
あっという間に勝負がつき、
何事もなく、人類のいない平和なAIの世界になってしまう。なんて・・・
昨日、映画AIのことを書いて、
あれからまた、ずっと考えていたらこんな妄想が湧いてきたのです。
妄想が、人類のいない平和なAIの世界にまでなったところで、
何とか人類が生き残る方法も考えたいものです。
今年の最長最強の寒波・大雪も今日で終わり、
明日からは暖かい日になると、テレビの天気予報で言っていました。