2018年02月16日(金曜日)
2.16.第2四半期(上半期)決算の報告
※この文章は、2018年2月13日に開示された
KeePer技研株式会社の第2四半期決算の短信に記されたコメントに準じたものです。
(1)経営成績に関する説明
当社では、ユーザーに提供されるキーパーコーティングの品質の維持・向上を
従来以上に実現していくことが、当面の業績を向上させるだけでなく、
将来に向けての発展を目指したKeePerブランドのブランディングを
確実にしていくために最も重要であると考えています。
しかし、第1四半期(平成29年7月1日から平成29年9月30日)が、
7月、8月と記録的な悪天候に苦しめられたのに続き、
第2四半期(平成29年10月1日から平成29年12月31日)も、
初月である10月に、ひと月の間に3つもの台風が土日がらみで上陸するという
前代未聞の悪天候に見舞われ不振にあえぎました。
しかし11月に入ると正反対の好天が続き、一挙に来店客が増えて、
日本国中のキーパープロショップとキーパーラボが活気付き、
10月の不振分を一気に取り戻す活況でした。
そして2017年最後の月である12月は、
キーパーラボ直営63店舗全体で4億44百万円(前年同月比20%増)という
キーパーラボとしての新記録を売り上げました。
その中には初めて単月で月2千万円をキーパーラボ足立店が越し、
一つの大きなステータスである一千万円の壁も
直営62店舗中14店舗もが破る快挙も含まれています。
その結果、当第2四半期会計期間(2017年10月から12月)において
売上高では22億07百万円(前年同期比7.1%増加)、
営業利益は 4億91百万円(前年同期比10.8%増加)でありました。
これは当初立てた販売予算計画のペースに準じたものです。
その結果、当第2四半期累計期間(2017年7月から12月)におきましては、
第1四半期の不振を第2四半期の好調がカバーした形となって、
売上高 39億57百万円(前年同期比4.2%増加)、
累計期間としての販売予算計画には未だ若干足らないペースではあるが、
かなり戻して来ており、計画そのものを修正するまでに至らないと考えます。
① (キーパー製品関連事業)
当事業における最も大きなシェアを占めている石油販売業界は、
シェア争いがひと段落して穏やかな雰囲気になっています。
また一方、一般的に人不足の状況が進み、
特にこの業界においては極端に人不足の状況にある会社と
比較的潤沢に労働力を確保している会社と分れており、
人不足が進んだ会社においては
油外収益確保に力を割けない状況が出ています。
そんな影響からか、
当事業に最も大きな影響力のあるキーパープロショップ店舗の総数は、
当期間において増加が鈍って(期首5,400店→現在5,460店)います。
また、2017年12月に行われた「冬のキーパー選手権」においては、
100万ポイントを(コーティング収益約150万円程度に匹敵)を越すような
高得点の店舗が783店舗も出て目立って増えた反面、
第2四半期累計期間におけるダイヤモンドキーパーケミカル、
レジン2、爆白、爆ツヤなどのメイン商品の出荷本数が
前年同期比0.12%増加とほぼ同数であり、増加傾向が鈍っています。
この事業の売上高においても前年同期比3.3%減少であり、
同様に増加傾向が鈍り、あるいは無くなっています。
この傾向に対して、
販売がやりやすい新製品「艶パック」の新発売を直近に予定しており、
人手不足にあえぐ業界に対して有効策に成り得ると考えています。
売上高 23億91百万円(前年同期比3.3%減少)
② (キーパーラボ運営事業)
キーパーラボ運営事業においては、
新店の開発が当面の一番の急務であると考えています。
キーパーラボという店舗がストックビジネスの性質を持って店舗であり、
新規オープン以降から採算に届くまでゆっくりとした成長が年単位であり、
採算に届くまで平均期間を長く見て約三年とするならば
長い期間をかけて開発していては後発競合に隙を与えるだけでなく、
長期の拡大成長の力を失いかねないとして、
この四半期においても新規開発に力を注いできました。
第2四半期累計期間に6店舗の出店を実現しました。
しかし、当初計画した年間24店舗のペースには程遠くありますが
複数の新店舗の工事が微妙に春オープンのベースにずれ込んでいて、
この3月から4月5月にかけて、新規オープンラッシュが始まります。
今のペースがそのまま進めば、今期中に24店舗オープンする事になります。
しかも、今年の4月には62名の新卒新入社員が予定されており、
中途採用社員も月に数名のペースで採用しつつあり、
計画通りの新店オープンでちょうどいいペースになっています。
人の採用には「スーパーGT」が一役買っていて、
応募してくれた学生たちに「応募の動機は? 」と聞くと、
約半数の人が「スーパーGTで#37KeePer TOM’S活躍していたから。」と
言ってくれます。
スーパーGTへのスポンサーが宣伝広告にだけでなく、
リクルートにも大きな力を発揮していたのはラッキーです。
しかも、昨年は#37が「シリーズチャンピオン」になって、
色々なメディアが取り上げてくれるので大変良い宣伝になっています。
今期から始めている本格的なWeb広告は、
実際に数字で証明されてくるのはこれからの事です。
今期から来期にかけて新店が非常に多くなるので、売上増加が先行して、
セグメント利益はむしろ減少の傾向が続く可能性がある。
売上高 15億65百万円(前年同期比18.3%増加)