谷 好通コラム

2025年05月03日(土曜日)

2025 SUPER GT 第2戦富士大会予選 #38ポールポジション

快晴のもと行われた富士大会予選、Q1は石浦選手で3位を獲得しQ2へ進出、Q2では大湯選手がトップタイムを記録しポールポジションを獲得いたしました!
前回の岡山で大破した車両を短期間で完璧な状態まで直してくれたメカニックに感謝です。
明日の決勝ではチームにとって2019年以来の優勝を目指します。

引き続き、TGR TEAM KeePer CERUMOをよろしくお願いいたします。
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株式会社セルモ
取締役 村田 淳一
〒410-1326

2025 AUTOBACS SUPER GT Report
FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL
第2戦 富士スピードウェイ
KeePer CERUMO GR Supra
#38石浦宏明/大湯都史樹
◆5月3日(土) QUALIFY
公式予選結果 ポールポジション
4月の開幕戦岡山では公式予選でたしかな手ごたえを得つつも、決勝レースでは1周目のアクシデントで思わぬかたちでレースを終えてしまったTGR TEAM KeePer CERUMO。迎える第2戦まで日にちが少ないなか、チームは懸命の努力でKeePer CERUMO GR Supraの修復を進め、5月3日(土)に開幕した第2戦の地、富士スピードウェイに臨んだ。
例年ゴールデンウイークに開催されている第2戦は、今年も連休初日で非常に多くのファンが詰めかけるなか迎えた。朝から富士山が顔を出す五月晴れに恵まれ、午前9時からドライコンディションで公式練習がスタートした。まずKeePer CERUMO GR Supraは大湯都史樹がステアリングを握りコースイン。クラッシュからしっかりと修復されているかの確認も行わなければいけないが、大湯からはこんな無線が飛んできた。
「クルマ、最高!」
なかなかドライバーから聞かれる言葉ではないが、TGR TEAM KeePer CERUMOのメカニックたちは大湯にそう言わせるまでにKeePer CERUMO GR Supraを仕上げていた。大湯は6回のピットアウト〜インを繰り返しながら、タイヤの確認などのメニューをこなしていき、石浦宏明に交代した。この公式練習でのコンディションに、装着していたタイヤがわずかに合わないところがあっ
たものの、フィーリングはやはり良い。石浦はメカニックに感謝しながら2回のピットアウト〜インを行い、公式練習を締めくくった。
チームはその後もサーキットサファリの時間も使いながら、セットアップを調整。午後の公式予選での上位グリッド獲得を目指した。午後2時からスタートした公式予選は引き続き晴天。開始時の気温は20度、路面温度は33度というコンディションとなっていた。
午後3時03分にスタートしたGT500クラスのQ1で、KeePer CERUMO GR Supraのアタッカーを務めたのは石浦。セットアップ調整の成果もあり、KeePer CERUMO GR Supraのフィーリングは良い。チェッカー直前までをタイヤのウォームアップに費やし、6周目にアタックを敢行した石浦は、1分26秒818というタイムを記録。2番手まで0.004秒差という僅差の3番手につけ、しっかりとQ2進出を果たしてみせた。
GT300クラスのQ2をはさみ、午後3時41分からスタートしたGT500クラスのQ2。KeePer CERUMO GR SupraはQ1のアタックを担当した石浦からのフィードバックを得てセットアップを修正。第1戦岡山ではQ1からQ2への変化で悔しい思いをしていた大湯のために、しっかりと対応してコースに送り出した。

 

少しずつ気温が下がっていくなか、大湯は5周目にアタック。セクター3でわずかに前走車の影響を受けそうな印象もあったものの、1分26秒093を記録。トップに躍り出た。あとは他車のアタックを待つばかりだ。
しかし、これまで公式練習から速さをみせてきた#19 GR Supraは0.083秒差に迫ってくるも、大湯のタイムはブレイクされず。最後まで1分26秒093はタイミングモニターの最上位に残り続け、ついにKeePer CERUMO GR Supraがポールポジションという栄光の場に帰ってきた。TGR TEAM KeePer CERUMOにとって、ポールポジションは2020年第4戦もてぎで獲得して以来となった。
もちろん、この位置をあくまで結果に繋げなければ意味はない。TGR TEAM KeePer CERUMOは5月4日(日)の決勝レースに向け、全力を注いでいく。

 

 

ドライバー/石浦宏明
「ひさびさのポールポジションを嬉しく思っていますが、前戦ああいったクラッシュを起こしてしまったので、この短いインターバルのなかでしっかりとクルマを直してくれたメカニックの皆さんに本当に感謝しています。いまのGT500のクルマは高い精度でクルマを組まないとしっかり走ることはできないのですが、前よりもフィーリングが良くなっているくらいで、その結果がポールポジションに繋がっていると思います。本当にありがたいです。公式練習から大湯選手がすごく良いフィーリングをもっていたものの、僕が乗っていた専有走行では選んでいたタイヤがコンディションと合っておらず、タイムはあまり良くなかったのですが、エンジニアがセットアップを修正してくれましたし、予選ではタイヤもコンディションに合っていました。すごく走りやすかったですね。明日は2019年以来の優勝を目指したいですし、この富士では今まで僕は3回優勝しています。いちばん相性が良いレースですし、ゴールデンウイークの富士で表彰台から観る景色は本当に素晴らしいんです。その景色を大湯選手と一緒に観るチャンスだと思いますので、ふたりの初優勝を目指すべく、ミスなく良い走りをしたいと思います」

 

 

ドライバー/大湯都史樹
「嬉しいですね。僕自身、2番手は多くてもそれほどポールポジションを多く獲ってきたわけでもないですから。こういう結果を出すことができましたし、明日良い位置からスタートすることができるので、本当に良かったです。今日は走り出しからすごく調子が良かったですし、タイヤが機能すれば良い位置にいけるだろうと思っていました。Q1の石浦選手のアタックでいろいろな確認を行ってもらいましたし、順序よく作業を進められたのが良かったところですね。クルマも持ち込みの状態として『100点』がつけられるものでした。もちろん大事なのは明日ですし、長いレースなので、ミスなく戦うことが重要になると思っています。何が起きるか分からないですが、落ち着いて戦うことができれば優勝が見えてくると思います。このままの流れを保って明日は戦いたいですし、しっかりと自分がやるべきことをやるレースにしたいですね」

 

 

立川祐路監督
「お待たせしました。富士の指定席に帰ってくることができました。前戦でクルマにかなりのダメージを負ってしまいましたが、この短いインターバルのなかでしっかりと、むしろそれ以上にクルマを直してくれたメカニックのみんなに感謝しています。今日は公式練習の走り出しからすごく調子が良くて、ドライバーのふたりからもクルマについての良い感触のコメントを得られていました。結果的にポールポジションを獲ることができて、非常にうれしく思っています。今回のポールポジションはメカニック、エンジニア、ドライバーと全員が頑張ってくれたおかげだと思っています。このチャンスを明日の決勝レースの結果に繋げられるよう、頑張っていきたいと思います。明日もぜひ応援よろしくお願いします!」

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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