2018年01月21日(日曜日)
1.21.初心忘れるべからず・・と言うが
私は東証1部上場会社の創業の社長です。
でも、だからと言って立派なものではありません。
だいいち、
大学すら出ていない、言って見れば無学歴な人間です。
大学には諸事情があって行けなかったのではなく、
十分に大学に行ける環境はあったのですが
学生運動にかぶれて見たり
怠け心で勉強が嫌いになったりして、
それでも一応、低い学力でも入れる程度の学校に行ったのですが、
授業よりもガソリンスタンドでのアルバイトの方が楽しくて、
大して勉強もしないうちに
大学を早々と辞めてしまった。というただの高卒の男です。
ただ、好きな仕事をさせたら、
頑張るなんてことは当たり前で、絶対に負けなかったし、
好きなことなら勉強もいっぱいしましたし、本も山ほど読みました。
私の名前は谷 好通と言って、好きで通すという始末の悪い名前なのです。
それから運の良いことがいっぱいあって、
でも、目先の損得に囚われた挙句に”ひどい目”に何度か合って、
目先の損得は無視した方が良く、
ずっと先を考えた方がいいことを憶えて、
オセロが小学生に勝てるぐらいには強くなって、
人生と仕事はオセロみたいなものか、などとアホな悟りを開いて
いっぱい考えて、
いっぱいの人と会い、
いっぱい話して、いっぱい書いて、
仕事が好きで好きで、これはもうほとんど趣味と言ってもよく、
共に働く人たちが大好きで、愛してると言っても大きな違いはなく、
しかし、せいぜい肯定的に言っても、これぐらいで、
決して立派なものではなく、
短足であり、デブであり、
スタイルは”でっ尻”の”腹ぼて”で、びっこ。
運動神経極めて鈍く、体力なし、
顔はあくまでも不細工で、自慢などすべき面ではなく、
ヘアスタイルはまだ毛が有るだけマシなだけで、どうでもよく、
食いたい物を、
体に良くないから我慢する程度の精神力もなく、
言ってはいけない事も、言いたくなってつい言ってしまう程の無節操で、
女性にもてた経験と記憶はただの一度もなく、あくまでも苦手。
これは決して謙遜ではなく、もうコンプレックスにまで近い本当だ。
見た目はあくまでも不快なければベストで、
スマートに見えることなど望むべくもなく
何に見えようと良く。
出来れば普通に見えることが良く、
何のスポーツも苦手で、あらゆる楽器とは縁がなく、
何の虚勢も張りようのない素。
そこが起点で、我が初心。
人のお役に立つほどの立派な志を持つまでもなく、
しかし仕事というものが誰かの役に立つ事という意味で、
人一倍に仕事はする。
私は立派でもなく、人の上にあるものではなく、
人から好かれることを当てにするものでもなく、
ましてや褒められるのはいたって苦手で、勘弁して欲しい。
人に自慢することなど無く、誇らしきものもなく、
我が初心、素でありたいと思う。
しかし、見た目重視の今の価値観には完全に遅れていること、間違いありません。
「1月24日開店」であることが、すごく良くわかる。
できればこんな看板のように、私も、シンプルでありたいと思う。