谷 好通コラム

2025年10月20日(月曜日)

10.20.秋が来てすぐに冬が来ます。冬眠前の熊が絶望的に腹ペコです。

地球温暖化は、

春20%、夏30%、秋20%、冬30%の四季がある地球を、

春10%、夏40%、秋10%、冬40%の二季中心の地球に変えようとしている。

すると、秋に実る筈の山の木の実が大凶作になっていねようです。

 

冬眠をする為に秋の山の幸=木の実を腹いっぱい食べる熊は、

この季節、一年で一番皮膚の下に脂肪を溜め込んで、目一杯太ります。

その脂肪で、冬の永い眠り、冬眠中の命を繋ぐのです。

だから今の時期、山に食べ物が無いのは、

熊にとって絶望的な出来事なのです。

 

それで、

行ってはいけない人の里に出て行って、

ウロウロしていたら、人と出くわして、ちょっと手を出したら

人は襲われたと言って、自分達を犯罪者同様に扱って、

腹ペコな自分達を罠にかけるか、あるいは駆除する。

 

もうすぐ寒くなって、

それまでに食いまくって、目一杯太って、眠らなくてはならないのに、

自分たちの生きる山に木の実が全く実っていなくて、

太るどころか腹ペコのまま、

ウロウロと里に下りてしまって

捕まり、駆除される。

 

そんなことを思いながら、スーパーに来たら、

食べ物が、ボリュームを演出する為だけに溢れるほどの、

売れる訳がないほどの量の食べ物が陳列してある。

この食べ物の何割が捨てられるのか。

ボリュームを演出する為だけに溢れるほどに陳列された余分な食べ物が、

どれほど捨てられるのか。

 

太らなくてはならない時に腹ペコの状態で

街に出て来てしまって、

”人を襲って”、駆除された熊が、

捨てられることが分かっていても陳列される食べ物を見たら、

どう思うのだろうか。

腹ペコの絶望的な熊は、どう思うのだろうか。

 

腹ペコの熊が人里に出てくる問題を解決するのは、

食べ物を、熊達にいっぱい上げる事しかなく、

逆に、それだけでいいのではないのだろうか。

 

これからいよいよ冬になって、寒くなってくると、

冬眠に入らなくてはならないのに、腹ペコのままで、

絶望的になった何十倍もの数の熊が、

本気で、狂ったように街に出て来て、人を襲い始めるのではないか。

 

今の内に

食べ物を、熊達にいっぱい上げないと、大変な事になるのではないか。

 

冬眠に入らなくてはならないのに、腹ペコのままで、

絶望的になった何十倍もの数の熊が、

本気で、狂ったように街に出て来て、人を襲い始めるのではないか。

そうなったら害獣として総駆除、皆殺しにすればいいのか、

全部殺せばいいだけか。

 

売れる訳の無い食品、売れないのは承知の上で

商品棚のボリュームを出す為だけに並べられた溢れる程の食品達を見るうちに、

涙が出て滅入ってしまった。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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