谷 好通コラム

2025年11月03日(月曜日)

11.03.人口51.2万人の宇都宮市に続けて2店舗のKeePer LABO。

1年前か2年ぐらい前か、関東・栃木県の中心地である宇都宮市に、

「KeePer LABO宇都宮店」が出来て好調な滑り出しを見せた。

その後1年後ぐらいで道路を走っての距離で約6km、

直線距離で4km程度の近くに

「KeePer LABO宇都宮”鶴田”店(以降LABO鶴田店と略)」が開店した。

KeePer LABOの距離規制で言えばギリギリでOKのパターンだ。

前面道路の交通量は両方ともばっちり。

視認性で言えば、LABO鶴田店が靴流通センターの居抜き物件であり、

大きな広告塔があるのでよく目立つ。

 

先行店のLABO宇都宮店の

昨年10月の売上が772万円で予算達成。

平均単価が20,938円で全店平均より10%ほど高い。

来店客の内、約2/3、245人が近隣のLABO店からの既存客。

新規客は来店客数1/3である124人でしかない。

これに対して

1番近隣のLABO小山店

来店客数は前年の約90%であり、

売り上げも前年比90%で、968万円(前々年は1,195万円、オーバーフロー)

LABO小山店の来店客数は632人で、昨年に比べると約70人減っている。

 

つまり約1年前のLABO宇都宮店オープンの時は、

既に他のラボ店に行っていた既存客が245人宇都宮店に来られたが、

一番近近隣のLABO小山店のお客様は70人しか減っていない。

では、その差175人もの人は、

もっと離れた既存LABO店から行かれたのか、とは考えにくい。

つまり、

LABO小山店でオーバーフローしていたお客様(予約出来なかった)が、

LABO宇都宮店が出来、こちらの店で予約が取れたと考えるべきでしょう。

近くに新店が出来たことによって、

単に自店のお客様が食われたというよりも、

それより遥かに多くの人が新店に行く事が出来たということで、

新店が多くなる事によって、全体のお客様がどんどん増えていく事になります。

 

 

そのLABO宇都宮店の直近に新しいLABO宇都宮・鶴田店が出来た。

そろそろ半年経ったので、

その両方の店舗がどうなって行くのか見えてきた。

 

この十月の実績は、

LABO宇都宮店が653万円で前年比85%。来店台数前年比84%。

リピート客比74%。新規数96。

 

単純に見ると、

LABO宇都宮店の前年売上げから15%分の売り上げ(約115万円)が、

LABO鶴田店に取られて、今年の売上653万円になった。と見える。

逆に、LABO鶴田店は529万円の売上実績を売ったが、

その内115万円分はLABO宇都宮店から取った。とも見える。が、

ところが、

そんな簡単ではないのです。

LABO宇都宮店の新規数は前年比77.4%に減ったのに96件とハイレベル。

更にリピート客比は74%と異常に低い。

通常のKeePer LABOはオープンから2,3年経つと

リピート”客比率”は85%~88%ぐらいにまで上がる。

KeePer LABOお客様はリピート(再来店)の率が87%と非常に高いので、

そのリピートされるお客様が積もってくると、

店舗へのご来店客の内、

リピート客と新規客の数の比率、リピート”客比率”が、

85%~90%ぐらいにまで上がるのです。

 

それが、LABO宇都宮店の場合、

既にオープンから2年ぐらい経つのに、74%と異常に低い。

これは勿論、

LABO鶴田店へ宇都宮店から移ったからもあるでしょう。

 

新規客数も昨年に比べると前年比74.4%にまで減っている。

これも勿論、LABO鶴田店へ宇都宮店から移ったからでしょう。

しかし、減っても96件とは、素晴らしく高いので、その

昨年の新規数(130件)が異常に高かったので、

それをLABO宇都宮店は受け入れ切れていなかったのでしょう。

 

宇都宮市の大きなマーケットは、

たった1軒のKeePer LABOでは需要を

たちまち受け切れなくなってしまっていたのです。

すぐにオーバーフローしてしまって、

受け入れ切れなかったと同時に、

リピートのお客様も受け入れきれない状況があったと考えられます。

 

そこへ救世主のようにLABO鶴田店が出来て、

そのLABO鶴田店への新規客数も92件と非常に高い数値で、

今後、どんどんLABOの店舗数が増えて、

新規客数が平均的な数字になるまで、店舗数を増やす必要があると感じました。

そうして行って、リピート数/来店客数の比率を標準に下げなければ、

過去、東京都内のようにオーパーフローになって、

お客様とスタッフとの関係が意識として逆転してしまうような

間違った方向に行ってしまいます。

 

ここから、

LABO宇都宮店は、

ひと月に96人の新規のお客様を大切に受け入れながら、

リピート客率85%の店舗に成長すれば、

今のままの平均単価でも平月950万円以上の売上実績となります。

 

さらに、

LABO宇都宮”鶴田”店は、

現状の月92人レベルの新規のお客様を大切に受け入れながら、

リピート客率85%の店舗に成長すれば、

今のままの平均単価だと平月1,200万円の化け物のような店舗になり、

しかし、リピートのお客様が多くなると洗車が増えるので、

平均単価は17,000~18,000円程度に落ち着いてくるので、

それでも、平月900万円以上の実績をコンスタントに上げる店舗になります。

 

しかし、今のままでは

その内にオーバーフローの場面が出るようになるので、

その時に、お客様とスタッフとの関係が意識として逆転してしまうような

間違った方向に行ってしまう恐れがあります。

 

宇都宮市には少なくともあと1店舗、

出来ればあと2店舗、KeePer LABOを造らねばと考えたのでした。

 

LABO宇都宮店は、

LABO宇都宮鶴田店が出来たことによって、

オーバーフローの危機をかろうじて回避したのです。

 

LABO宇都宮店も、

LABO宇都宮鶴田店も

新規のお客様を大切に受け入れながら、

最大限お客様に喜んでいただき

リピート客率85%の店舗に成長すれば、

宇都宮市の素晴らしてマーケットの中で、

間違いなく、素晴らしい店舗に成長します。

 

 

KeePer LABO宇都宮店

はせがわ地区担当、いとう店長、はらさん、

さとう君、おおもり君、ふくだ君

 

KeePer LABO宇都宮”鶴田”店。

のぐちさん、あくつ店長、ひぐちさん、

いとう君、よしだ君、いまいチーフ、

社友、郡司社長。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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