谷 好通コラム

2025年12月10日(水曜日)

12.10. 伝える事は正しい事も必要だが、正しいだけでは役に立たない。

私のように73才を越した高齢者は、

たとえば気候変動の事を語って、生態系の危機とか、人類の危機も言うが、

我が身の危機として、まともに心配している人はいない。

高齢だから、危機が来る以前に自らは死んでいなくなる事を前提にしていて、

地球が気候変動の危機に陥る時まで

自分がまともに生きていられるとは思っていないから、

気象変動の危機を口で憂いて見ても、

言っているだけで、決してわが身の危機とは感じていない。

平たく言うと、本心は「知ったことか」なのである。

 

そんな者が、地球上の権力者でいるのだから、

地球で起きている気候変動の危機が

実は未来において人類滅亡に直結した問題であっても

その危機から脱すべき行動を、

自ら行動し、みんなが救われるような事をする訳がない。

 

若い人たちは、年取った権力者たちが

キレイ事ぱかりを言って、人類の危機を本気で助けようとするフリをしても、

実は、本当の腹の中は「俺の知った事か」なのを知らなくてはならない。

だから若者は、年取った大人たちのキレイ事や正しい事ではなく、

真剣にわが身の事として怒らなくてはならないのです。

 

これは、何かの本に書いてあった文章で、

受け売りですが、

私自身が、気候変動の事を恐ろしい事として”恐怖”を感じるかといえば、

たしかに私自身が灼熱地獄を被るまで生きているとは思っていないので、

我が子がそうであっても、

我が孫たちはもっと長くその危機を被るであろうと思っても、

それは可哀そうだとは思っても、

自分自身が、その地獄を経験する事になるとは思っていないので、

心底では「知ったことではない。」で、

「その危機を全く怖いとは思わず、その前に死ぬに決まってる。」と、

思っている。ホントだ。

だから、若い子たちこそが、

気候変動の事を他人事だと思っていてはいけなくて、

自分自身が必ず辛い場面に直面するのが事実であること、

自分自身がやばい事になる事と伝わっていなくてはならない事と思うのです。

 

しかし、私たち大人は、

自分達がその危機を被る訳ではないので、

物やサービスを売る為に、

気候変動を進めるような消費を煽ることを決して辞めない。

 

地球の生態系を救う為には、

キレイゴトの約束や目標をお題目でだけ並べるより、

本当に、結果の出るような役に立つ行動を、実際に取れるかどうかでしょう。

 

自分が年取っていて、気候変動での地獄には生きていないに決まっていても、

本気でその気になって、本気でその地獄を止めるつもりで

本当に結果の出るような役に立つ行動を、実際に取らなくてはいけません。

 

とは、

この間読んだ本に書いてあった文章の受け売りですが。

 

 

 

私達が店舗を造る時、

見た目がイイだけでなく、

敷居が低いだけの、単なる入りやすそうな店ではなく、

 

自分の期待したものがそこにありそうな、

ちょっと勇気を出して、ホントに入って見たくなるような、

そんな店舗を造り出したいと思っています。

しかし、

本当の事はその張本人でなければ、

キレイ事や上っ面の事しか言えないものなので、

自分が店の前を通る知らない人になりきって、本気でなり切って、

ああしようこうしようと考えます。

 

店造りもそうだし、商品作りもそうです。

マーケティングを考える時には、特に、そうです。

自分が店の前を通る知らないその人になりきって、本気でなり切って、

ああしようこうしようと考えます。

 

一番邪魔なのは、

頭で考えた理屈を分かったような言葉で御託を並べる

似て非なる、似非、エセプロ、分かったような気になっている似非者です。

 

 

どうでしょうか。入ってみたいと思ってもらえるでしょうか。

欲しいものがそこにありそうでしょうか。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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