2026年01月04日(日曜日)
01.04. ここからどう跳ぶか、あるいは飛ぶか。
2025年の年末は、
その最後の5日間を社員総動員、家族、OB等で応援団を揃えた上、
お正月をキレイな車で迎えたいお客様を思いっきりたくさん受け入れ
連日、全店で1日1億円を越す様な大忙しで越すことが出来ました。
しかも、人時生産の指数は7千円台で、
危機域どころか注意域にも入っていない。
しかし、これは利益の効率化という観点からすれば、
必ずしも最良ではありません。
12月の最需要期に、
最も少ない資源(人数=人件費)で
最も効率よく成果(売上)を上げようとするなら、
効率よく需要を散らして(予約で効率よく散らす)、
出来るだけ長い期間にかけて多く
効率よく成果を刈り取り、
成果の最大化を図るのが正解でしょう。
あるいは利口なやり方、あるいはデジタルな考え方なのかもしれません。
しかし、考えたのは、
年末のお客様の来店動機、購買動機は、
ほとんどが「お正月をキレイな車で迎えたい。」なので、
一番キレイにしたいのはお正月直前、少なくとも数日前。
しかしこれを
来店者を、一番効率良さばける客数に「予約」で制限して、
その最も効率の良い日を出来るだけ多くするのが予約制。
最大の効率の日を最も多くする。
つまり、出来るだけ前の方の日から始まるようにする。(つまり多くする。)
それが、売る側としての予約制の最も大きなメリットです。
買う側としても、予約さえすれば
一番欲しい日に、しかも待ちされずに、確実にキレイが手に入るのだから、
予約した人にとっては最高に良いのでしょう。
予約制は、最も合理的で、
売る側にも買う側にもメリットがある優れた仕組みと言えます。
しかし、
これは、早く予約した者が勝ち。で、
早くWebで(電話でもいいのだが)予約をするという行為だけで、
それが手に入るかどうかが決まってしまう。
文字通り、早いものが勝ち。
しかし、
勝ちがあれば、負けもあるという事で、
予約をしなかったというだけで、
あるいは、予約をしなければ、
年末、どんなに車をキレイにしたいと思っても、
車がキレイにならない。
今の時代は、
”床屋”さんでも予約は必須で、
かなり昔から、行った時に次の予約や、電話での予約が必要になっている。
昔は年末近くになると、
どこの床屋さんも順番を待つ客が店の中で座って待っていた。
その様子は、年末の床屋さんの風物詩であった。
今は、予約制が徹底しているので、
そんな風物詩はどこにもない。
現代、しかし私はその予約を入れる事をよく忘れて、
もう床屋に行くぐらい髪が伸びてから予約を入れるので、
一週間ぐらいボサボサのまま時間を過ごさなくてはならない事がある。
いずれにしても、私は予約がすごく苦手なのです。
だからという訳ではありませんが、
年末のギリギリに車をキレイにしたいなら、
早めに予約をしなければ、年末も相当初めの方になってしまい、
お正月には、少しキレイさが減っているのを我慢するしかありません。
あるいは、
予約を忘れて
予約なしで年末ギリギリにLABOに行けば、
ずいぶん待たされるか、店で断られているのを見ると、
わが身を見るような気がして、
何か違うよなぁと思ってきたのです。
それに加えて、
予約の枠を、その時に店舗にいるスタッフの人数に合わせて、
効率よく回るように枠数を制限して設定していたので、
年末の10日前とか2週間ぐらい前から、
年末に車をキレイにしたいお客様で予約がびっしり入って、
そこに予約なしのお客様も少しは混じって来るので
12月は半ば過ぎから、施工作業がビッチリの状態が続いて、
人時生産の指数が、連日、危険域(9,000円/人時)を越す様な状態が続きます。
だから年末は、多くの店舗で
スタッフは皆、中距離走のロングスパートの様にものすごくしんどいのです。
だから今年は、
8月に猛暑対策でスタッフ数が増えているのをいいことに、
始めっから予約枠をフルオープンにして、
△×を表示せず、〇と◎しか出ない予約にしたのです。
(これは私の指示ではなく、部長や地区担当達が話し合って決めた。
これを「断らない予約」と言うそうです。)
そうしたら、
年末ギリギリの予約がいくら入って来ても、
いつまでも△or✖にならないので、
いくらでも入って来て、しかも午前中に集中して、
(1時間に20台以上も入っている場合もある。)
これはいくら何でも無理なので、時間の移動をお願いしたりもしたが、
大きな変更はないまま年末を迎える。
今までは、12月に入ったぐらいから年末ギリギリは、
午前も午後も✖が並び、その✖が10日前くらいまで伸びてきたものが、
今回はそれがない。
年末切りギリギリに✖が並ばないと、
みんな早く予約を取っておかなければ、
という焦りが生まれないからなのだろうか、
いつまで経っても年末が予約で埋まらない様子に、
みんなが逆に、少々焦り気味だった。
しかし、その状態で20日過ぎまで来てとりあえず平年ペース+α。
去年までなら、
この時期から年末の予約の派生のお客様で忙しくなり
スタッフのロングスパートが始まって、
どんどん実績も上がってくるのだが、
今年はそれが中々始まらないし予約もビッシリにはなってこない。
だから今年はロングスパートが始まっていないのでみんな余裕だ。
人時生産も7千円台で注意域に入ってくる気配もない。
今年の年末はどうなるのか不安が走ったが、
いよいよ年末の本番である最後の週末の前日12月26日(金)に、
普段の土日並みの来客があって、いよいよ年末らしさが始まった。
しかも、
その翌日27日(土)から、ドカンと1日1億円を越す新記録の日々が始まり、
この年末ギリギリに集中して入っていた応援部隊と一緒に
溢れるほどのお客様のご依頼と施工をこなして行く。
レギュラーのスタッフもロングスパート無しなので、余裕たっぷりで、
しかし、驚くほどのお客様の数にアタフタしながらも、
集中して入っている応援部隊に感謝しながら、張り切って動いている。
その結果の連日の全店での1億円越えで、実績的には文句なしになった。
しかし、それでも人時生産性は昨年までより20%近く低く、
皆の状態は、心配なさそうだった。
昨年と比べると、最後の5日間は、
どの店舗も大忙しで、年末らしい年末が戻って来ました。
お客様が一番、車をキレイにしたかった年末ギリギリに、
たくさんの人がそれを果たし、
昨年までよりたくさんの人に喜んでいただけた結果になったと思います。
しかし、
その反面、
一番沢山の人がキレイにしたい時期の予約を前もって抑えていた方は、
店舗が能力以上の客数を受け入れて、
予約で来られたお客様の時間を守れないのを「予約の意味が無い」と、
お叱りもいただきました。
しかも人時が低くなったという事は、
利益面での効率は落ちている事になります。
デジタル的に考えれば、今年の点数の方が低く、
昨年までの方が経営的な点数は断然高いのかもしれません。
しかし、スタッフ達は、
人時生産の指数が軒並みの店舗で、
「危険域」を上回っていたのはまさに危険であって、
予約制で生産効率が上がったとしても、絶対に放置できない状況です。
さらに、
予約制は、色々な場面で「早い者勝ち」「デジタルに強い者勝ち」で、
デジタル弱者を切り捨てるような弊害が問題になっています。
しかし、デジタル優先は時の流れであるので、
このビジネスを伸ばしてもっと跳びたいなら、
もっとデジタルを進めるべきであることは明白でしょう。
しかし、私のようなデジタル音痴が、
自分の違和感を盾にして、数値に逆い、感性に流された様な運営をしていくと、
飛んでしまうかもしれませんが、
別の意味で飛んで行けるかもしれません。
お客様も人で、働いている私達も人なので、
ひょっとしたら、デジタルの勝利よりも、
もっと別のところへ飛んで行けるかもしれません。
そんな事を、KeePer LABOの営業の初日である今日、
一日中考えていました。





