谷 好通コラム

2017年06月25日(日曜日)

6.25.いいタイミングで、いい映画を見ました。

今日は、お休みの日にして映画を見に行きました。
野村萬斎主演の「花戦さ」(はないくさ)で、
その予告編を見る限りでは喜劇かなと思ったのですが、
実際に見ると見事な映画で、
生け花という素晴らしい日本文化を満喫でき、
ストーリーは狂言風でもありながら真剣なもので
私は、また深く感動してしまったのです。

 

豊臣秀吉の晩年における”おごり”が、痛切に描かれ、
野村萬斎演じる池坊○○が最後に、
千利休切腹の仇討に花で戦いを挑み
秀吉に「それぞれには、それぞれの良さがある。」と悟らせる下りは、
我が身にも突き付けられたようで、
深く感動したと同時に、はたと気づかされてしまいました。

 

口ぐせのように「謙虚であれ」と言いつつ、
私自身は、何かで腹が立ったりすると、
つい大きな声を出す場面もあります。
それでも、みんなが私の言うことを聞いてくれるので、
つい、それで良いと思ってしまうこともありました。
そんな自分が、今日の映画の中の秀吉みたいだと思って、
無性に泣けてきてしまいました。

 

雨がシトシトと続く今日、
映画館に行く道すがら、何気なくLABOの店舗に寄って、
若い子に声をかけたかっただけなのに、
コーティングブースのエアコンの温度設定が「19℃」になっているのを見て、
ガッカリして、その場で若い子を怒鳴ったりはしなかったものの、
電話で地域担当マネージャーを叱責してしまいました。
それを聞いて若い子はびっくりしたでしょう。
まるで映画の中の秀吉に通じるところがあります。いけません。

 

会社が大きくなればなるほど、
スタッフも多くなればなるほど、
自分の思い通りにはいかないことが多くなってきます。
そんな時、いちいち腹を立てていたら、解決できることまで何も解決しません。
私は映画「花戦さ」の中の秀吉になってはいけません。
いいタイミングで、本当にいい映画を見ました。
この映画お勧めです。

 

 

 

ところで「リンダ」ですが、
今のリンダの一番のお楽しみは小さな庭でドックラン状態になることで、
おかげで庭はグチャグチャになってしまいましたが、リンダはご機嫌です。

 

 

今日はドアの網越しに猫の「チーちゃん」とお見合いをしました!

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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