2020年08月21日(金曜日)
8.21.自分を立派であると勘違いする危機
組織が大きくなって成長している場合、
その組織の中にいる者は、
月日が経つに連れて、自然に上の役職に上がっていくものだが、
役職が上に上がることによって、
あるいは、その組織が大きくなっていくにしたがって、
周りの人のその人に対する態度が丁寧になり、敬語になったりしてくると、
何か自分が立派な人になってしまったような勘違いをする人がいます。
多くの人がそうなります。
周りの人は、その人が所属しているたとえば会社などの組織に対して
敬語を使っているのだが、多くの人が勘違いして、自分が偉くなったような、
立派になったような錯覚をして、
下手をすると自分に妙な自信を持ったりして、
自分に自信を持つと、自分を否定することなく、
自分を肯定するばかりで、学ばなくなってしまい、成長が止まってしまいます。
成長が早々に止まってしまうと、
組織が大きくなっていく時に、
自然に上に上がっていくべき役職には似合わない小さなスケールの人間で、
会社の成長にまったくついて来れなくなって、脱落していきます。
あるいは、
そんな学べなくなった馬鹿な者を、
いつまでも上の役職に就けたままの組織は、機能しなくなって、
組織自体が陳腐化して滅びていく最悪の事態になることがあります。
組織が大きくなると、一番気をつけなければならないのは、
会社が大きくになるにつれて、
変化していく周りの態度に勘違いする馬鹿者が、
必ず発生することによって、組織が急速に陳腐化する危機です。
周りが変わっても自分を見失わず、
謙虚で、いつも学ぶことが出来る自分でなければならない。
君は十分に立派だ。Tレックス君。