2001年04月23日(月曜日)
第93話 女の中に男一人
本日、人間ドックに行った
みんなが言うには
社会人として、経営者として最低限の責任だそうだ
健康なんて
健康に決まってると思っているから
健康診断なんて考えたこともなかった
しかし、親父の病気を見て
やっぱり歳なんだから、やっとかなきゃイカンのかなと思い
急遽予約してやる事にした
“人間ドック”なんて言うからには
当然1泊、泊りがけであろうが、しかしそこまで時間に余裕はないので
日帰りでと、お願いをした
が、「大丈夫ですょ、日帰りで充分です。」
と言われた
それでも、チョット覚悟を決めて
当然ながら1日まるまる予定を空け、万全を期して出かけた
まず受付で
看護婦のカッコをした女性がおっしゃった
「いらっしゃいませ」と
なにっ~!いらっしゃいませ?
なんかヘンだ
それから、コザッパリしたロッカー室に案内されて
「検査着に着替えてください、中はパンツだけでお願いします。時計とかアクセサリーは全部外してくださいネ」
そらっ来た!
体中を丸裸にされて、ひねくり回されて、解剖シミュレーションされるのだ
まず
1.今日の朝取ってきた検便を提出
(検便の方法、昔とは全く違う!感動の方法であった。
精しく説明したいが、キットひんしゅくを買うので
やめとく)
2.尿検査のための採尿
なんと100ccも出せと言う。
ここに入る前、玄関のトイレで、シテきてしまったので 「そんなに出ない!」
と言うと、では後でと言われた。(ちょっとムッと来る)
3.身長=168.8cm
4.視力検査=メガネを掛けたままで、両眼とも1.5
5.聴覚検査=両方とも良く聞こえる
6.肺活量=4200cc=かなり多いほう
7.眼底撮影=2分で終わった(やっと本格的になって来たゾ)
8.エコー検査=ヤタラくすぐったかった(担当、今日一番の可愛い子)
9.心電図=つまらなかった(ホンの一瞬ではあったが寝てしまった)
10.血液検査のための採血=注射はほんとに嫌いだ
11.胃のX線撮影=本日のメーンエベント(げっぷを我慢せいと言う。非人道的)
そして最後に問診
女医さんが、簡潔に、実に簡潔に診察
おっと忘れてはいけない後回しにしていた「採尿」
まだ1時間チョッとしか経っていなかったので「70cc」しか出なかった
「ホンとは100ccなんですけどね」と
特例で?勘弁してもらった
「出せ、と言われて出るもんぢゃない」とボソボソ言いながら
本日の検診の終了
受付から女医さんまで
10.のX線撮影の技師を除いて全部女性であった
男性はあの技師だけ!
女性の城の中で男一人
「うらやましい」と言いたいところだが
そうは思わなかった
ここの女性達、結構キツそう
あのやさしい若い技師はきっと小さくなっているのだろう
結局
全部で1時間半
あれまッ、モ~終わっちゃった
生まれて初めての人間ドック
今日のネタは有り余るほどあるだろうと
デジカメのスマートメディア32MBをカラッポにして、勢い込んで出かけたのに
ハイお次、サアお次と、矢継ぎ早に“こなされて”
中に入ってからは1枚も写真を撮れず
ポイッと送り出されてから、玄関先で撮ったこれ1枚だけ
昼から仕事が出来てヨカッタヨカッタ、けど
はっ~~~~っと、長~い長~いタメ息の短い一日でした
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