谷好通コラム

2001年04月24日(火曜日)

今、開発中の新しい製品のデザインについて
決定をしてきた

そこで興味深い話
今回の製品のデザインを担当している責任者の方がおっしゃった

「出来るだけ装飾を排した、シンプルで、それでいてしっかり存在感のある作品を創りたいと、デザイナーはみんなそう思っているんですよ」

奥の深い話である

今日出来上がってきた作品は
その言葉を、そのまま表したようなものであった

これ以上シンプルにしようがないほどシンプルなのだが
これ以外には、これと同じようなものを見た事がない、と
感じさせるだけの存在感がある

ある意味では私がイメージしていたもの、そのものずばり、なのだが
私の貧弱な想像力をはるかに上回り
10倍以上洗練されたもの

何と表現して良いのか解らない

心底、惚れ込んだ

その製品とは何なのか
そして、それがどんなデザインなのか
今の段階で言えないのが、くやしい、申し訳ない

あと3ヶ月極秘で進めていかねばならない

皆さん楽しみにしていて下さい
これは、すごい物が出来ます

コンセプトも完璧にシンプル、実にハッキリしている
機能もシンプル、「こんなものこそ欲しかったんだ」と、みなさんに声を上げていただける自信があります
そして、それを正に体現してくれたような“デザイン”

今日はチョッと興奮している

帰り道
サービスエリアから見た山が霧雨に煙ってきれいだった
そして、もらって来たそのデザインパースをながめながら
少しジ～ンと来ている

と言いつつ
つい、そのサービスエリアの売店で
コロッケとサツマスティック(デブの素)を買ってしまった自分が
情けないやら、可愛いやら