谷 好通コラム

2001年04月26日(木曜日)

第96話 洗車講座開設

昨日「Dr.サンコンの洗車化学講座」がスタートした
Dr.サンコンとは
私どもの製品開発研究者であるDr.と私の共同ネームである

 

実はアイ・タック技研?は独自に化学研究室を持っているのです

 

ケミカルメーカーの多くは
「製造工場が開発した製品」に自社ブランドの名前をつけてもらって
販売している
いわゆるOEM(供給先ブランド名製品の受注生産)の場合が多い
だから、製品の成分はおろか
この効果についても結果しか知らない場合もある

 

○○化学研究所とか名乗りながら、研究所としての実態が全く無く
メーカーではないブランドだけのところは
ユーザーと同じレベルしか知識がない事すらある

 

私達は、自前の研究所で製品を開発し
その効果を、直営店と実験班で何度も確認し
改良を重ねた上で
実戦的な製品に仕上げる
ここまでやってから
オリジナルの処方で製造をかけている

 

だから開発の過程で“特許”も数多く取得しており
その意味では
アイ・タック技研は非常に珍しい存在なのである

 

本物を目指す以上
実戦的なものを作り上げなければ
と、考えている
自前は大変だが、それだけの事はあると自負している

 

洗車についての技術的ノウハウと
ケミカル的ノウハウ
そして店舗作りと販売ノウハウ
全部揃って、はじめて実戦的なものが作り上げられる、とも考えている

 

そして、その上で
今、SENSYA.COMが活発になってきて
痛感したことがある
みなさんが洗車のこと、自分が作っている商品の事のことを
真剣に考えていて
きちんとした事をしたいと思っているということを

 

技術的な事については、スクール・導入講習・研修などを通じて
一生懸命活動しているが
店舗作りに付いては快洗隊を通じて、セミナーなどを通じて
多くの事をお伝えしてきたが

 

ケミカルの知識について、あまり、お伝えする機会が無かった

 

たまに掲示板上で、ケミカルの質問があった場合には
出来るだけ詳しく説明してきたつもりだが

 

ある人か゛
「時々、ケミカルの事などを詳しく解説している事があるでしょ。
私はいつも、それをプリントアウトして、みんなに回覧しているんですよ。
社員教育の一環としてあれは役に立ちますね」
とおっしゃった
そして、それをプリントアウトしたファイルを見せてくれた

 

皆さんの役に立てる事なら、やっぱりやらなくてはイカンな―

思いきって
このサイト上で
化学講座を開く事を決意した

 

情報公開は、勇気が要る
私達の会社としての競合相手に対しての公開にもなってしまいかねない
だから
微妙な部分だとか、極めつけのノウハウの部分はやっぱり書けない
しかし
出来るだけ具体的に
成分的にもなるべく実名を出しながら書いて行かないと、本当の役に立つという事にならない

 

色々なやんだ結果
「とにかくやり始めてみよう、やらなければ何も始まらない」
と、吹っ切って、始めることにした

 

自分達がケミカルの世界で
本物であるからこそできる情報公開を、がんばってやっていきます
そして
皆さんにも、本物が何かを見極めていただきたい

 

1週間に1本程度のスローペースではあるが
じっくりとやって行くと決めた
2年かけて100話ぐらいまででまとめようと思っています

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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