2001年06月11日(月曜日)
第136話 反省と決意
前話でレースの話を、また少しだけ書いた
それに引き続いて、今回は“反省の話”
実はこのところ
会社の人間で、交通事故とか、スピード違反で免停とかが続いた
それがなぜか、若い子ではなく
かなり年齢の行っている連中に集中しているのは
ちょっと情けないが
私にも多いにその原因があると深く反省している
私がレースをやっているという事と
高速道路でけっこう飛ばすことがあるという事
ましてや、それを面白おかしく、このコラムにも書いてしまったという事
(第122話 覆面パトカー)
反省!
そんな事が、悪い影響を与えているかもしれないという事を
あらためて深く反省している
悪い影響が、若い子達にも出ないうちに
ここに反省文と決意を表明しておきたい
スピードを出すことを自慢げに言ったり
何キロ出した事があるというような事をもう絶対に言いません
高速道路でも制限速度プラス20km/h以上
あるいは、車の流れ以上にスピードを出すのはやめます
誰が見ていようと、見ていまいと
絶対に出しません
と、約束した上で
あえて言いたい
私は一般路上では絶対安全運転をしている
1.一旦停止では必ず止まるし
2.そうでなくとも路地の十字路では、本当に徐行する
(優先側だからといって、ノーブレーキで十字路に突っ込む事は、恐ろしくて絶対しない)
3.信号はかたくなに守る。黄色信号でも本当に止まる
4.無理な割り込みもしない
5.駐車違反はしない、とりあえずアホみたいに駐車場を探す
6.シートベルトも必ずしている
7.酒酔い運転もやらない
8.一般道では、スピードも車の流れに沿ったスピードしか出さない
9.キープレフトを守っている
10.道路脇には人一倍注意する、飛び出しにあわてる事も、急ブレーキ踏んだ事もほとんど無い
一般道では、安全運転に徹している
だから25年以上無事故
でも高速道路では、かなりスピードを出すほうであったのは間違いない
交差点がないから、信号無視や飛び出しの心配が無いし
歩行者も自転車もいない
同じ方向に走っている車に注意すれば大丈夫
と思って、かなりスピードを出してしまっていた
単独で走っているときは
スピードを出して危険を感じる事は全く無かった
サーキット場では
カローラレビンのような小さな車で
ストレートで220km程度のスピードになる
そこからフルブレーキを踏んで
数10メートルで2~3秒のうちに120kmぐらいまで
急減速をする
フルブレーキング中の、接地感の全く無い不安定さは、最初真剣に怖かった
そして、そのままコーナーに入っていき
ものすごく不安定な状態で車をコントロールしながら
ラインを正確にトレースしていく
これはスポーツであり、まさしく技術である
暴走とは全く無縁のもの
「スピードを落とす技術」
「止まる技術」
「曲がる技術」を、身につけているので
ある程度のスピードが出ていても
障害物さえ無ければ
不安も危険も感じる事が無くなった
逆に、雨が降って路面が濡れている時は
全くスピードを出さない
普通の車よりゆっくり走るぐらいだ
濡れた路面は、乾いた路面の4倍は“滑る”
濡れた路面での走行のコントロールは極端に難しくなる
“滑る怖さ”は普通の人より良く知っている
いつも自分が車をコントロールできる範囲で走っていた
一緒に走っている車が不意の行動に出ても
それを回避できる範囲で走っていたつもりだった
しかし、それでも絶対スピードはかなり高かった
それを私は、バカみたいに、自慢げに話していたこともあった
私がそうしている事で
若い子達が
スピードに対して無神経になってしまうとしたら
それは犯罪である
高速からフルブレーキを掛けた経験の無いまま
かなりのスピードを出すことは
不意の出来事に対し無防備である事と同じだ
危険以外の何物でもない
パニックの状態では、重大な事故につながる
他の人に悪影響を与えるならば
私は、高速道路でも、スピードをもう出すまいと決めた
別に私はスピード狂ではない
サーキットの中でのスピードだけで充分である
自分自身の反省と共に
皆にも
最低限、飲酒運転は絶対しない
むやみにスピードを出さないことを
これを機会に求めたい
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