2001年06月28日(木曜日)
第153話 巨大JUSCO
私達の会社は、刈谷市の一番東に位置している
その東隣の町が東浦町
川を渡ってすぐのところでデッカイ建物が突貫工事に入っている
イオングループの“JUSCO”
とにかくデカイ
車のトリップメーターで計るという超いい加減な計り方で
長さ400m以上、巾50~70m以上の建物
はじから見ると
向こう側がぼやけてしまうほど
私の乏しい表現能力では、言い表せないほどデカイ
国内でも最大級の規模と言っている
正直言って、場違いな感じ
この周辺の町
刈谷市、大府市、東浦町、半田市ぐらいか
いずれも大した街ではない
田んぼと、ぶどう畑と、山がまだいっぱい残っているところで
マーケットとして豊かとはとても思えない
3kmぐらい離れたところに去年“アピタ”がオープンした
周辺の道がずいぶん混んで、よくこんなに客いるもんだと感心したのだが
今度はその3倍ぐらいはありそうな規模の店が出来たのだ
どんなマーケティングリサーチをしているのか
ぜひ知りたい
私達の常識とは全く違うモノサシを持っているのか
そして二つ三つの町が入ってしまいそうなぐらいのだだっ広い駐車場
おまけに馬鹿デカイ建物自体にも、駐車場が設備されている
駐車場と言えば「車」
車と言えば「洗車」
洗車と言えば「快洗隊」
ナンちゃって
この一つの島ぐらいありそうな店にくっついて、快洗隊をやったら
とんでもない、需要があるだろうなぁ
などと考えて
うっとりと建物を見て
写真撮っていたら
後ろからクラクションを鳴らされてしまった
巨大スーパーマーケット、ホームセンターに
快洗隊がすごく合うとは思っていた
洗車のついでにお買い物
けっこう理想的
しかし、チョッと引っかかる部分もあって、あまり積極的には動いてこなかった
が
昨日、常務が突然
「ナフコ」と、なんとか言うスーパーマーケットの本部に行ってきたと言う
“飛び込み”で行ったようだ
常務は気がやさしそうで、すごい図太いところがある
「本部の責任者の人とアポイントを取れた」とアッケラカンとしている
そう言えば
東京の責任者もどっかの大手ドライブショップに
快洗隊を紹介しに行って“玉砕”したと言っていた
私の頭の中には
それとはまったく別の発想がうごめいているが
案外、誰かが
「今度出来る○○○で快洗隊やる事になりました。」
なんて事言ってくるかもしれない
田んぼの中に突然出現した
馬鹿デッカイ、巨大スーパーマーケット、メガマートって言うのか?
いずれにしても
日本の流通は、すさまじい勢いで変化している
しかし、“大きい”という事は一つの姿であり、絶対の物ではないと思っている
※ホントはもっともっと向こうの方まで建物が続いている
巨大な店舗のオープンを目前にして
町中のあらゆる商店が、スーパーが戦々恐々としているかも知れないが
床屋、ファミレスなどのサービス業は
むしろ、人が集まるのを楽しみにしている
そして、今の流通で一番強いのは、何と言っても「コンビニストアー」
ユーザーに一番近いところにいる店
ガソリンスタンド、快洗隊
私はむしろ、一番いいポジションであり
今後一番伸びていくもの一つだとも予感している
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