2001年07月04日(水曜日)
第159話 バｰジｮンアｯプ
また飛行機の中で書いている
今日はめずらしく富士山が遠景にきれいに見える
富士山は何故あんなにきれいなんだろう
この山をきれいと感じない人はまずいない
日本人は富士山が好きだ
外国人でも同じ
平地から突然スックとそそり立ち
その裾野から頂きにかけての曲線は
人間の本能を、特に男の刺激する
その破綻の無い完璧さは
何ものにも動じない
孤高の美しさを感じる
富士山を見た日は
イイことがある
特に今日は飛びきりの姿を見たので
どんな幸運が待っているのか
ワクワク
久しぶりの仙台である
私達の会社が全国に出始めた一番最初の地、仙台
このところの躍進振りは
責任者の“中”さんの功績が大きい
派手な動きがある訳ではないが
何故かたくさんの人にポジティブな影響を与えるようだ
今日も約40人もの人がセミナーに来てくれる
東北は
今後も面白い展開になりそうだ
ところがこの人
ITがすっごい苦手
日報すら1か月分まとめて打ってくる
SENSYA.COMにもほとんど投稿して来ない
メールも途絶えがち
ことITについては劣等生に近い
しかし、考えるのだが
ITそのものは目的ではない
目的は「みんなの幸せ」
ITは、そういうものを実現していくために利用する“ただの道具”
だから
ITが苦手であったとしても
そのことによって、その人の価値が下がるわけでも何でも無いのだが
と、ここまで書いて
飛行機が着陸すると言うので中断
ここから仙台営業所で書く
久しぶりに仙台営業所に来てびっくり
パソコンデスクが有るではないか
そしてそして
中さんのパソコンを開いてびっくり
2年前買った「シャープのメビウスノート」
ウィンドウズ95
しかし、アウトルック2000
ワード・エクセルも2000が入っていて
バージョンアップされている
チョッと借りて、触って見て
キーボードのタッチの感触がすごくイイし
ディスプレイも一回りデカイし
なんと行っても動きが快適であった
パソコンは新しければイイってもんぢゃナイ
いやまったく
くやしい～
実は私一人だけ、半年前にパソコンを買い換えて悦に入っていたのだ
ソニーのバイオの軽いヤツ
ずいぶん使い慣れたけれど
久しぶりに、前使っていた旧式の「シャープのメビウス」ウィンドウズ95を
触ったら
絶対こっちの方が感じがいいと思ってしまった
いつの間にやら、みんなバージョンアップして
いい環境になっている
すごく羨ましくなってしまった
こんないい環境で、何も投稿して来ないなんて
許せん!
前言を撤回する
絶対許さない (^o^)丿
人間、“嫉妬”ほど厄介な物はない
わたしは、旧式の「シャープのメビウス」ウィンドウズ95に嫉妬を感じてしまったのだ
“やぶ蛇”だったと、笑って見せてももう遅い
絶対、投稿をしてもらわなければ
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2001年07月04日(水曜日)
第158話 東京への偏見
以前にも書いたが、私は東京が苦手である
東京に行くと
他の都市に行ったときより倍は疲れる
今日も普通の仕事として東京に来たのだが
そして普通に楽しく、仕事を終えたのだが
帰りのタクシーの運転手さんとの話でどっと疲れてしまった
栃木から来た、東京の人より、東京を感じさせる変な運転手
15分間喋り続けた
東京で会う人は
ほとんど何処かの出身であって
元々の東京の人である場合の方が少ない
なのに
なぜか、東京で会う人からは同じような印象を受ける
東京が
色々な人、その人を、東京の人にしてしまうのか
人々は、東京に住むと、東京の人であらんとするのか
みんな“石原慎太郎”みたいなしゃべり方で
“石原慎太郎”みたいな事を言う
「だってさ」「そんな事言ったってさー」「・・・じゃない、結局は」
みんな
みんな
世の中を卓見しているようだ
「俺はこう思ってるんだけど、みんな違うんだよね、だからダメなんだよ」
みんな物知り
みんな普通以外の人
みんな普通以上の人
あまりにも
多すぎる人の
中に居ると
自分は、他の人とこんなに違うのだ
と言い続けないと
自分が
どっかに行ってしまう
と感じるのか
有名人を口にしていないと
自分が消えてしまいそうになるのか
あまりにも多い人達の中では
自分を相対として自覚する事を強いられ
対比の中でしか自分を見ることが出来ず
風のように飄々としていることは
透明感をもって存在することは
水の中で息をすることより難しいのだろう
ほんの5時間余りの東京での滞在であったが
今、新幹線の中で息たえだえである
一昨日からの“禁煙”も手伝って
ホントに疲れた午後からの半日であった
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