谷 好通コラム

2001年09月27日(木曜日)

232話 抜け駆けの日

またMINEサーキットに行ってきた
早朝一番から走り始め、昼過ぎまでに“3本”走って
大急ぎで、夕方からの仕事に移動した
今は、その仕事が終わって、新幹線の中

 

かなり無理して半日を作り、また走ったわけだが
実は、このところ
私のレースの仲間でもあり
唯一のライバルらしいライバルである“へな?”ことGRIT!吉田君に
少々ではあるが、タイム的に差が出来始めてきており
(つまり私のほうが遅い)
そのタイム差を埋めるべく
また
いそいそと、へな?には内緒で、抜け駆けで、走って来たのだ

 

目的は一応達成できた
ベストタイムこそ1分47秒4と、たった0.2秒縮まっただけだが
コンスタントに48秒台~47秒台が出せるようになり
平均タイムは確実に上がった
今なら、へな?にハナ差で勝てる
(こんな風に書かれた“へな?”の悔しそうな顔が目に浮かぶ。フッフフッフ~ッ)
(*^_^*) (^。^) !(^^)! “^_^” (^0_0^)

 

まあ、そんな事はどちらでも良いのだが(余裕)

 

今日は、新鮮な感覚を、たくさん仕入れることが出来た
一つ一つのコーナーで、自分が何をしているのかが
よく分かるようになったのだ
だから今
何故、私は今のタイムであって、なぜ師匠?より2秒以上遅いのか
分かったように思えているのだ
だから
具体的に、どうすれば良いのか、見えてきたような気がしているのだ

 

考えてみれば
約1年前、初めて今のレースカーに乗って
1分53秒に始まり、50秒台からなかなかタイムアップせず
「俺たちは、50秒台をいつになったら切れるのだろうか」
と、へな?と空を見上げ、お互いに嘆いたものだが
何度か何度か
自分の中で革命が起こり
そのたびに
新鮮な感覚があって (この新鮮な感覚は、いろいろなことで経験してきた)

 

ジワッジワッとではあるが
速くなってきた

 

師匠?のテツ清水さんは
「社長には楽しんでもらうことが一番です。」
と、
本気で、私が速くなりたいと熱望し
ホントに真剣に
必死になっていることを
なかなか相手にしてもらえない
(私は「楽しんでもらうことが一番です」には、チョッと傷ついているのです。)

 


私は、そんなことに負けはしないのだ

 

絶対、どんな小さなレースでも良いから
実力で表彰台に上がれるくらいにまでは
速くなりたいのだ
“楽しんでいるような顔”をしながら
必死になって
新鮮な感覚をむさぼるように
速くなってやるのだ

 

そんなことぐらい出来なくて
会社をデッカクなんて出来やしないのだ

 

スティーブマックイーンとはあまりにもレベルが違いすぎるけど

 

「絶対負けないゾ!」

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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