2001年10月06日(土曜日)
238話 どうしたものか
今週は、実に、たくさんのことがあった週であった
前半は、子供のことでハラハラしたけど
結果は大ばんざいであったが
あまりにも緊張したのか
そして、あまりにもホッとしたのか
その後しばらく、腑抜けのようになってしまった
(コラムを3日も休んだのも久しぶりである。或いは初めてか?)
もちろん翌日から、また、いつものように仕事をしなければならないので
とりあえずはシャンとしているのだが
思考能力が、明らかに低下していることを自覚できた
翌日早く
愛知県豊田市にある車検のチェーン「コバック」の本部を訪問して
小林社長と、お話をさせていただいた
小林社長は37歳
実に若く、闊達な方で
大いに刺激を受けるものがあった
が、
いかんせん
こちらの頭は、思考能力低下状態、ふ・ぬ・け・頭
失礼があってはいけないと
一生懸命、相槌を打ったり、意見をしゃべったりするのだが
いまいちビシッとしない
おまけに昼食までご馳走になってしまって
申し訳ない限りであった
それにしても
私は、もうすぐ50歳になる
しかし、30歳代の人と話をしていても
自分が、彼らより10歳以上年をとっているとは少しも思わなかったが
(その時が、疲れているという状態であったにしても)
彼のバイタリティーあふれる話にあてられたのか
今回は、自分の年齢を感じてしまった
そして
昨日、今日と連続して、大事な会議を丸々2日やった
今回痛烈に感じたこと
ここ何ヶ月かで入社してきた若い人たちの、エネルギッシュなこと
私を含めて、ベテランがベテランであるがゆえに
自らに被せてきた「カラ」を
なんのてらいも無く、木っ端微塵に砕くような行動が
入社早々の人たちによって
繰り広げられていたことが、いっぱい報告されて
すばらしい可能性があふれんばかりに
活気が出てきた
この会社が新しい時代に入ったことを、ひしひしと感じた
で、
「もう私の時代は、終わりに近いのか?」
なんて私が考えると思ったら、大間違い
コバックの小林社長からいい事を聞いたのだ
「わたしが尊敬する日本マクドナルドを創設した藤田 田(デンと読む)は、1926年生まれの75歳。50歳のときに日本マクドナルドを始めて以来、25年後の今、2000店舗以上の日本一のチェーン店を作った。
http://www.mcdonalds.co.jp/messe/denroom/papa/index.html
谷さんの、もうすぐ50歳と言うのは、ちょうどスタートの年ですよ。」
「ふ~~~ん、なるほどなっ~~~」
この話には、メチャクチャ感心してしまったのであった
この37歳、言うことに妙に説得力がある
しかし、私は50歳と自分で決めていた定年を
ついこの間
5年延長して、55歳としたばかりなのだ
その舌の根も乾かないうちに「75まで働くことにしたよ、藤田田みたいに」
なんて言い出したら
ヒンシュクものでは済まない
どうしたものか
まぁ、必死こいて働きながら、ボチボチ考えることにしようか
それより、子供のことが一段落したことをいいことに
また
エネルギー充填をしなくては、と、ウズウズしてきているのだ
私は、精神年齢においては、まだ立派なガキのようである
3日前のオペ当日の昼
沈痛な心持で空を見上げたとき
すばらしくキレイな雲が、そこにあった
その深夜
すべてが、すばらしい結果で終わり
歓喜のうちに、空を見上げたとき
満月が、輝いていた
今までになく疲れたが、すばらしい1週間であった
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