2001年10月30日(火曜日)
264話 ノイブルグの洗車場
ドイツでは、都会の中の方にはほとんど出かけなかった
最後の日にミュンヘン市内のドイツ博物館に行っただけ
ガソリンスタンドは
市内も郊外も
もちろん一軒残らず「セルフスタンド」であった
老若男女
当たり前のように、自分で給油していた
市内で洗車場は見かけなかった
有るのか、無いのか分からないが、私は見ることが出来なかった
一緒に行った人も「さぁ~、どうですかねぇ~」
と言うことで
今回見た洗車場といえば
5日間泊まった田舎町、ノイブルグにあった小さな洗車場だけ
ドイツの洗車事情もぜひ見たい、と意気込んでいたのだが
今回は何やかやで、結局ここだけ
情けないやら、申し訳ない
敷地は200坪ぐらい
町から少しだけ外れたところにあった
6つの屋根付き洗車スペースと
1つのはしご段の付いた、背の高い車用のオープン洗車スペース
何の変哲もないと言えば、そうだが
なんともシンプルで、居心地のよさそうな洗車場であった
「な~んだ、これでいいじゃん」って感じ
洗車は、スプレー式
面白かったのは、水スプレーガンとともに、“泡が出るデッキブラシ”
まず
水のスプレーガンで、よ~~~く、水をスプレーして
そのあと、泡が出るデッキブラシで、ゴシゴシやって
もう一回水スプレーで流して
ワイパー、パッパッパで、おしまい
水を拭き上げていく人は、いなかった
洗車スペースの前にある計量器のような掃除機で
中を掃除していく人がいるぐらいで、外を拭き上げる人はあまりいなかった
なんとまぁー簡単なこと
洗車場に管理のオジサンがいたので
色々聞いてみたのだが
何を聞いて、何を答えられたのか、何も憶えていない
別にドオってことのない質問しか出来なかったし
このオジサン
ほとんど答えられなかった
だから
何を聞いたのかも忘れてしまった
だけど
この洗車場
見て、意味が無かったわけでは、決してない
自分自身、原点に帰ることが出来たようで
見てよかった
しかし、それにしても
この洗車場の洗車は、簡単と言うか、なんと言うか
まっイイかって感じであった
洗車をビジネスにしている人は
ガソリンスタンドといい、洗車場といい、ドイツにはあまりいない様子
次は洗車機について
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2001年10月30日(火曜日)
263話 ドイツのSS
話の前に
※この話とあと3話は、
本当は、ドイツにいる時に書いたものだが
HPに上げたのは、30日、日本に帰ってきてから、
実は、ドイツからは、ミュンヘンのso-netの提携プロバイザーを通じて
送っていたのだが、何らかのウィルスにやられて
sensya.comを出そうとすると、変なHサイトが出るようになってしまったのだ
どうもアメリカのサイトらしいのだが
どうも有料サイトらしく
ホテルのチェックアウト時の電話代が30,000円近くあった
それでどうしようも無くて、日本に帰ってから何とかしようと
やっと、こうやって上げることが出来たのだ
時差ぼけでフラフラしながらやっているので、少しずつ上げていく
それにしても
インターネットは、ウィルスとの戦いであることを
ひしひしと実感してしまったのでした。
263話 ドイツのSS
肝心な話、SSのことを話さねばならないのだが
簡単な話になってしまう
というも、こちらのSSは、全部セルフなのだ
それも
はるか昔からであって
ガソリン、軽油などの給油は、自分でやることが、当たり前の事だそうだ
35年前、ドイツに駐在された方の話で
燃料は、ガソリンスタンドのスタッフに入れてもらったことは、一度もない
と言っている
このノイブルグの町にも
数件のSSが有って
どこも全く同じような形態の店舗である
つまり
セルフの計量器が、ゲート式に2~4基、正面にあって
建物は、コンビニストア
ちょっと大きめのスタンドには、セルフの洗車機が置いてある
店舗のスタッフは、コンビニのレジにいる
清算は給油後、コンビニのレジでやる
もちろん、コンビニで何か買い物をするついでの清算だから
後清算でも、不便そうではない
SSとコンビニは、切っても切れない関係で
一緒にあるのが当たり前
そんな感じだ
計量器に清算設備がしてあるガソリンスタンドも、最近はあるそうだが
コンビニでの清算がまだ普通であるようだ
ちょっと驚いたことがひとつ
給油設備と、コンビニストアは、ちょっとした段差で区切られているだけ
段差は数センチの高さ
うっかりしているとつまづく程度の、ホンのちょっとした高さだけ
距離もたいしたことない
なのに、コンビニ側のスペースの方ではタバコを吸っても良いのだ
簡単なパラソルつきのテーブルに、灰皿までもが置いてある
給油をしているところから、10メートルも離れていないところで
プカプカと、のんびりタバコを吸っているのだ
もちろん私も早速吸って見た
なんとなく悪いことをしているようで、落ち着かなかった
ガソリンスタンドで車の整備をしている様子はない
だから、ドイツにおいては
ガソリンスタンドは、“サービス・ステーション”ではない
車のオイル交換などの整備は、ドライブショップのような店でやっている
日本のドライブショップのように
カー用品の品揃えは豊富ではなく、店内面積も50坪程度
しかし、ピットは7~10基あって
整備のスタッフもたくさんいる
ドイツにおいては
燃料は、コンビニで売っていて
普段の整備は、ドライブショップでやってもらう
洗車もセルフ
こんな構造のようだ
だからドイツには「ガソリンスダンドマン」は存在しない
日本とは、随分違うが、これはこれでいいのだろう
コンビニは本格的である
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