谷 好通コラム

2001年10月31日(水曜日)

268話 ピッチと○○酒

前話の続き
ピッチ博士とクラウディアの家での、楽しい食事に出てきたもの
そして、それを造ったガレージでのビックリ仰天のもの

 

○○酒
ミツゾ○シュ

 

ピッチ博士は何でも自分で作る、と前の話で書いた

 

楽しい食事の終わりごろ
満面の笑顔で、ピッチ博士がなにやら小脇に抱えてきた
酒のビンだ
ラベルは手製で
クラウディアが書いたという、やさしい絵
中には綺麗に透き通った液体が入っている
どう見ても酒だ
それも蒸留酒だ
「シュッナップス」という、食後の飲むアルコール度の高い酒だ
(この酒を小さなグラスで、クイっ飲むとお腹がスーッとする)

 

 

ピッチ博士の○○酒だ
なんでも自分で作るというのは、家の中を見渡しても良く分かるが
まさか・・・?

 

早速一杯飲んでから
○○現場に、行って見た
例のDUCATIが3台置いてあるガレージ
青い怪しげな樽の中には
「シュッナップス」の原料となる梅かナツメのような実が
ほどよく醗酵していた

 

 

その他にも、明らかに工場の研究所から“借りてきた”実験道具があった・・

 

酒はうまかった
たらふく、その○○酒を飲んだ

 

次の日
みんな全員、頭がガンガンしていたのは
飲み過ぎであったのだろうか
やっぱり○○酒であったからだったのであろうか
闇の中である

 

最後に
ピッチ博士と
すてきな、すてきな、クラウディアさんの写真(ドナウに遊びに行ったとき)

 

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2001年10月31日(水曜日)

267話 大好きなDr.ピッチ

Dr.ピッチ
ピッチ博士は、ドイツSONAXで、製品開発の要になっている人
彼は、大変気さくな人で
SONAXの人々の中でも一番好きな人の一人である

 

最初会ったのは、何ヶ月か前、当社のトレーニングで
色々なケミカルの実演を見せてもらったのだが
現場を良く知っている人で大変好感を持った

 

今回のドイツ行きでも、彼と再会できるのが大きな楽しみであった
SONAXの工場に行って1日目と、2日目に
実際に作業しながら
かなり入れ込んで
議論をさせてもらった
大変、収穫のあった2日間であった

 

彼は、負けん気が強く
私達が持って行った「爆白!」とかのケミカルの実演をすると
「自分はこんなものを作った」と、似たようなものを引っ張り出してきて
すぐ対抗する
議論伯仲で大変面白かった

 

その彼が、4日目に、また1日付き合ってくれた
まず行ったのが、ノイブルグ唯一の洗車場
ちっぽけな洗車場を簡単に見たあと
また、ケミカル談義が始まった

 

彼は
私達が3日目に他のところへ行っていた間に作ったという
自慢のケミカルを持って来ていたのだ
人の洗車場で
乗ってきた車に、早速、そのケミカルを塗って説明を始める始末

 

 

このピッチ博士は、“物”を作ることが大好きらしい

 

その日は、オフだったので
婚約者のクラウディアさんと一緒に
一緒にドナウ川の上流にある有名な修道院を案内してくれた

 

夕方までしっかりと付き合ってくれたあと
晩飯をどこで食おうか、と話をしていて
「僕に家においでよ!」と、いうことになり、図々しくもお邪魔することになった

 

ピッチ博士の家は、大変すばらしいものであった
大きさも、さることながら
家の中にある品のいい家具も、でっかいテーブルも、なにもかも
ピッチ博士が自分で作ったものだと言う

 

休暇に、弟さんが持っている作業場で作ったのだそうだ
その仕上がりは、お世辞抜きですばらしく、高級品そのものであった

 

その日のディナーは
どんな高級レストランでのディナーと比べても、引けを取らない
極上の楽しいひと時であった

 

※ピッチ博士と、クラウディア嬢と、SONAX日本代表の吉村さん

 

 

※ガレージにあった3台の“DUCATI”
ピッチ博士が跨っているのが、32年前!の「クラッシックDUCATI」
赤いのが、クラウディアが乗るという最新の「1100ccDUCATI」
その後ろの、カバーが掛けてあるのが「レーシングDUCATI」

 

 

Dr.ピッチは、レーシングライダーでもあったのだ!
酔っ払いながら1台ずつ、エンジンを掛けてくれ
わたしに跨らせてくれた
ガレージの中で!
猛烈な爆音と、排気ガスが目にしみながら
至上のひと時であった

 

そしてガレージのもうひとつあったビックリ仰天のもの
それは
次の話で(ひとつの話で3枚の写真しか載せられないので)

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2001年10月31日(水曜日)

266話 洗車機とディテーリング

洗車機のことについて、書かねばならないのだが
実に簡単
何台か洗車機は見たが
どれも同じく、「ナイロンブラシ」に
乾燥ブロアーが付いただけの簡単なもの
みんな、変り映えがしなかった

 

その点、日本の洗車機は実に手が込んでいて
デザインも凝っている
ナイロンブラシもあれば、布があり、スポンジまである
色々なケミカルを駆使して
次々と新商品が出てくる

 

ドイツの洗車機は
実用一点張りで、見ていてもちっとも面白くなかった
誰に聞いても、値段は分からないと言うし・・・

 

 

その代わり
SONAXが新しく始めたディテーリングショップ
「SONAX SERVICE」を見ることが出来た
場所はケンプトンという、ノイブルグから南?に2時間ほど行ったところにある
VWのディーラーの隣にあって
すばらしい設備であった

 

目検討で100坪ぐらいの作業所は
採光が行き届いていて、ものすごく明るく
床は磨き上げられて清潔そのもの
整理整頓も行き届いていた

 

外装の磨きとコーティングを中心に、内装の清掃
簡単な板金もやっていて
1と月に100台以上の入庫があると言う
話を総合すると、台あたりの平均単価は、30,000円から40,000円程度
300万円台の収入のようだ

 

 

注文は、ディーラーからのものと
近くの色々な店にパンフレットを置かせてもらい、直接の客もあると言う

 

カーディテーリングは、最近のビジネスであり
SONAXとしても、意外な繁盛ぶりに
フランチャイズ店を3年以内に、50店舗作る予定だそうだ

 

ドイツは一般的に、車の美装についてのビジネスは
始まったばかりという印象で
洗車についても、快洗隊みたいな店舗が出来たら
かなりの需要が作り出せるような気がして、ちょっとだけワクワクした

 

とは、言うものの
ドイツに快洗隊を作ったら
しばらく、パンとソーセージ、チーズの食事になるかと思うと
「またにしとこう」と、独り言を言ってしまった

 

「SONAX SERVICE」にいた、サービススタッフのおじさん
私達のしつこい質問に
気持ちよく、詳しく答えてくれた
真っ赤なツナギが、かわいらしかった

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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