2002年03月29日(金曜日)
383話 桜がきれいだ
日本人の多くがそうであるように
私は桜が大好きだ
ほんのり、ピンクに染まった白い花が
花だけが、樹全体をびっしりと覆う
葉っぱが出てくる前に、花だけが、いっせいに咲くところが華やかだ
寒い季節、特に雪国では真っ白の雪が外界を覆っていてる
そのつめたい白色の雪が解けて
土の色が主役になり、しばらくして
暖かさを感じさせる色、“赤”がほんのり白に散らばったピンクの桜の花が咲き乱れ
まっ黄色の菜の花と競演を始めると
雪国の人は、ホッとするのだろう
今、横浜に向かって新幹線に乗っている
窓から外を眺めると
ひっきりなしに、満開の桜が、車窓の後ろへすっ飛んでいく
日本人は桜が好きだ
住宅の庭にも、ちょくちょく植わっているし
工場の外周とか堤防には、よく桜並木が作られている
その桜が立派に大きくなっているほど、歴史のある工場に見える
現在朝の8時過ぎ
静岡を通過した頃から雨が降ってきた
今日は刈谷も雨の予想であった
ちょうどいい
刈谷快洗隊は、きのうリニューアルオープンした
ガソリンなどの販売をやめ(消防法の関係で)
布ブラシ洗車をやめ
手だけで洗う、手洗い洗車もやめた
洗車は「快洗Boss」を使った「12分手洗い洗車」のみ
(「水」と「撥水コート」の2コース)
お客様の選択の幅を狭くしたのは、本当は販売のセオリーに反することだ
しかし
たった188坪の面積しかない店舗で
キャパシティーの限界を迎えている現状を打破するには
販売の90%を占めている主力商品である「手洗い」と
それに続く「キーパー」などの高付加価値商品の作業効率を劇的に上げる
その方法がベストに思えたのだ
洗車とかコーティングなどは、土曜・日曜日に集中する
それも晴れた土日に
その集中は、燃料の給油より激しい
だから、集中したときに
いかに効率よく、しかも品質を落とすことなく、商品を提供できるか
売上をもっと上げようと思ったら、そこに掛かってくる
もちろんお客様にとっても
自分に一番都合が良い土日に
好きな洗車と、コーティングなどのサービスを
「短い待ち時間で受けられる」ようになることは、大きなメリットである
販売する側のメリットと、買う側のメリットが一致したとき
その商品は売れるし、その店舗は繁盛する
今回の快洗隊の改修は
このセオリーを実現できる最良の方法であると確信している
しかし、準備不足は否めない
新しいスタートのための色々なツールは、前日に出来上がったものが多い
土壇場までもつれたものは、どこか中途半端でしっくり来ない
でも、とりあえずスタートするしかなかった
せめて・・・
と思う部分もあるが、とりあえずスタートするしかなかった
外観は、まだ不足があるので、かえって寂しいものになってしまっている
しかし、先はまだ長い
そう思って、順番に仕上げていくことにした
新しい初日はまずまずのスタート
平日でもあり、翌日雨が降るという予報も出ていたので(当たった)
まぁこんなものか、という客の入り
心配していた
「機械“快洗Boss”を使った“手洗い洗車”」に対する拒否反応は
昨日のお客さまの中では、まったく無かった
そして、仕上がりが早くなったことには、一様に驚いていた
いつものように仕上がりの具合に対する感想をお聞きすると
「これなら、いいねー」と、たくさんの方に言っていただいたそうだ
「この速さで、この仕上がり、そしてこの値段」
反応は、良さそうだ
とりあえず一安心である
あとはその“良さ”に対する認知が拡がれば、面白い結果が見えてくる
金曜日の今日は全国的に雨
そして、明日・あさっては「晴れ!」だそうだ
ものすごく楽しみである
今日はいろいろな人と会う
特に元トップレーサー「中本憲吾」とお会いし
たっぷりとお話が出来ると聞いている
さて、どんな一日になるのだろうか
ワクワクである
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