2002年03月31日(日曜日)
386話 来て、良かった
今、福岡の空港、これから帰るところだ
今日は、朝一からMINEサーキットに行き
走った
天気予報は「晴れ」
「晴れ」の二文字だけ
私はMINEに来るたびに雨に悩まされる
雨が降っても、ウェットコンディションでの練習になるので
それはそれでいいのだが
やっぱり走りたいのは、いいお天気のドライコンディション
今日こそは、天気の心配をしなくてもいいと思っていた・・
朝8時40分から
まず1本目
キーパーレビン25番は、久しぶりに使うので
最初は、ゆっくりと調子を見ながら走る
ブレーキの具合は問題ない
オイルプレッシャーもOK
水温も、少し低めだが許容範囲
ハンドル周りも異常ない
すべてOK!
3周目から全開
いきなり1分47秒台
いつもスロースターターの私は、レースの予選の時、いつもタイムを出せないでいる
だから今日は、出来るだけ早くから全開で行けるようにチョッとがんばった
周回ごとに小林君が出してくれるサインボードのタイムは
だいたい、47秒前半
数周目には46秒9秒と出た
私のベストタイムは、1分46秒95
今日は調子がいい
前回来た時に、清水さんと畠中君が一生懸命アドバイスしてくれた
そのアドバイスが、大変納得できる内容だったので
私のイメージトレーニングでは、すでに45秒台に突入していた
だから、これは当然の結果か(そんなにうまく行く訳が無い!(*^。^*)))
何はともあれ
低レベルではあるが、私にしてはいい滑り出し
これはホントにうまく行くかもしれない、45秒台突入か
何度か46秒台で走って、1本目は終了
(ちなみに1分46秒91は、私のベストタイムだったのだ!)
46~7秒台から脱出するには、どうすればいいのか
かなり分って来ているつもり
今日は小林君のいつもの走りを順番に聞いていって、なおさらそう思った
※ピンポーン!
(ここから先の15行ぐらいはレースに全く興味無い方は、読まない方がいいかも)
1.ストレートエンドのブレーキは120m地点からで十分
そして、そこには「消火器」がある。これが目印
そこからのブレーキングだと1コーナーに減速し過ぎない。ちょうどいいぐらいだ
2.その時の4速から3速へのシフトダウンを遅らせる
今までは随分手前でそれをしていたので、エンジンブレーキが掛かりすぎていた
3.1コーナーを旋回中は、あまりトルクが掛かっていない回転域なので
躊躇することなくアクセル全開で行く
4.2コーナー手前のブレーキングは、100mの標識ではなく
その約5m先にある縁石の始まりから、の方がいい
そうすると、2コーナー進入のターンインがうまく使えて
スピードが乗った状態で入ることが出来る
5.3コーナー手前の2速から3速へのシフトアップは、
3コーナーへの切り込みのタイミングで行う。
そして、それがターンインのような効果になり
あの怖かった3コーナーで、スピードに乗ることが出来るようになった
これでコース1周のうち、4分の1ぐらい
全部書いていくと、ヒンシュクを買うこと間違いないので、
この辺にしておく
もちろん、こんなことを全部出来れば、1秒以上のタイムアップ間違いないのだが
周回ごとにうまく行くことと、行かないことが混じって
そう簡単にはタイムアップしない
何度も何度も繰り返して
一つ一つ慣れていって、身につけて行かねば成らない
これは、2本目からに期待が持てると思った
今日は全部で、4本走る予定だったので、もう、やる気満々
10時40分からの2本目を、気負って出て行った
タイヤが十分に温まる頃の、2周目
何と!
ポツッポツッと
フロントガラスに水滴が落ちてきた
たしかにさっきから曇っては来ていたが、早速降ってくるとは
慎重に1周を周回した頃
突然
土砂降り!
「そんな馬鹿な」
それでも未練たらしく、そろそろと走っているうちに
フロントガラスの内側が真っ白に曇ってきた
(レースカーには残念ながらデフォッガーはついていない!)
おまけにメガネまで曇ってきて
ほとんどコースが見えなくなってきた
これで2本目は終わり!
あとは昼過ぎから
3本目の走行開始までには3時間もある
小林君と昼飯を食ったり、喋ったりで、結構楽しく時間が過ぎて
雨もやみ
コースもかなり乾いてきている
満を持しての3本目
この時間はナンバー付きの車との混走だった
ナンバー付きといっても、みんなかなり金をかけてチューンアップしている車ばかり
かなり早い車ばかりだが
レースカーは、その足回りから、ボディーの剛性、軽さがまるで違う
2周ぐらいかけて次々と、順番に抜いて行って
やっとクリアなコースが取れた
しかし、コースにはまだ若干雨が残っていて、ベストコンディションとは言えず
ペースはそれほど上がらない
それでも走っている内に、タイヤの熱で乾いてくるから
それから、また全開でと思って走っていたら
第2ヘアピンの進入で、突然ブレーキペダルがスコンと床まで入ってしまい
ノーブレーキ状態にしまった
ビックリ仰天!
とりあえず、ノロノロとピットまで戻って3本目終了
原因はペーパーロックであろうと
小林君がブレーキオイルのエアー抜きを始めた
そしてしばらく、作業が終わりかけた時
ポツンと
「あっ、こりゃだめだ、今日はもう、走れませんね」
なんと、ドライブシャフトの先端部分のネジが、ねじ切れていた
「こんなところ折れるの、珍しいですね」とは、小林君のいわく
フレー気が効かなくなった事と、この故障とどういう関係なのか分からないが
とにかく
これで今回の練習は、ジ・エンドとなった
苦労して、迷った挙句に、思い切って出て来たMINEでの練習
朝一番の1本で、実質上終わってしまった
でも、全く後悔していない
ホントに「来て良かった」と思っている
自分の中に、大きなものが残った
間違いなく、本当に来て良かった
昼過ぎからは、シビックに出ている「山本君」が、冷やかしに来てくれた
うれしかった
変な帽子をかぶった山本君と、一緒に写っているのは
このサーキットの場内掃除をやっている地元のオバアちゃん
このサーキットが出来てから、ズッとここで、この仕事をやっているのだそうだ
自称「テツ清水のファンクラブ会長」
51歳のテツ清水を「子供みたいでかわいい」と、言っていた (^_^;)
「オバアちゃんお歳は?」
と聞いたら
「まだ75ぐらいだという」
女は、いくつになっても、歳をサバ読むものなのか
サーキットアイドル!?!? かわいいオバアちゃんでした
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