2002年04月28日(日曜日)
407話 転がり込んだ2位
おととい書いた406話のおしまいに明日は
つまり今日から言えば昨日に
「洗車のラーメン?その2」を書くと、記した
そう約束したが、書かなかった
昨日は、夜早くに眠ってしまったのです
実は、おととい札幌から福岡への直行便で飛んで
昨日は、MINEサーキットでレース前日の練習をやった
久しぶりの晴れの日のサーキットで、つい、入れ込んで4本も走ってしまったのだ
4本ビッチリ走ると、疲れる
練習中は緊張感があるので元気だが
終わると体中に、疲れが染み渡っているのに気が付く
ホテルに帰って、布団の上にちょっと横になったら、そのまま眠ってしまった
だから当然、今日は決勝レースの日
MINEツーリングレース第2戦
第1戦は、娘の結婚式の日と幕張でのショーに重なってしまい、断念した
今年初めてのレースである
(一昨日約束した「洗車とラーメン」の続編は明日必ず書きます。ゴメンナサイ)
☆レースの結果を先に言ってしまうと、クラス2位!
今は、レースが終わって福岡からの飛行機の中
すごく幸せな時間を過ごしている
今日の午前中の予選は、雨が残っており「ウェットコンディション」だった
ウェット用のやわらかいコンパウンドのタイヤで走った
路面には雨が残ってはいるが、もう降ってはいない、半乾き状態
予選15分間の前半は、タイヤを暖めるためにスローペース
1周、2分ちょっとのタイム
最後の3ラップでタイムアタックをかける!
しかし、濡れた路面はびっくりするほど滑る
慎重に走るも
乾いている路面の色を見つけると、ついアクセルを強く踏み過ぎてしまう
そうすると、やっぱりズルッと来て、タイムロス
結局、1分56秒9で、クラス出場4台中3位、総合17台中8位。
※そうなのだ、今回は同じクラスに4台しか出場していない
ということは、同じクラスの1台に勝てば表彰台!
しかも1台は戦力的に、若干落ちる。こりゃいよいよ表彰台か?
実は今回のレースに参加するに当たって
練習は
予定した土日がことごとくの雨であったことと
無理して平日に組んだ練習日も、コース工事の延長でパーになって
あまりまともに練習が出来なかった
MINEに何度か行って、そのたびにまともに走れず
正直、めげていた
それで昨日は久しぶりに天候に恵まれたので
つい、走りこみ過ぎたのだ
そして迎えた本番当日、朝ホテルから外を見てガックリ
雨が降っている!(;_:)
「神は私を見放したか」などと、自虐的な言葉がつい口に出る
正直、帰りたくなってしまった
しかし、面倒を見てくれた皆さんのことを考えると
そんな事は、とても出来ることではない
重い気持ちと体を起こしてサーキットに行った
到着したら、早速「車検」
なんとヘッドランブが点灯しない、車検に通らず、急遽整備することになった
制限時間は、あとわずか
「15分あるから大丈夫!」とは、いつも整備をしてくれる小林メカの言葉
私は正直に白状する
「このまま直らず、車検が通らなければ、苦手で怖い雨の中を走らずに済む」
一瞬であったがそう思った(なんて私は弱いんだ)
しかし、そこはレースのメカは神業の持ち主揃い
なんと、治してしまった
制限時間2分前
気を取り直して、予選を無難に終えて本番、決勝まで4時間あまり時をつぶす
なぜか
なぜか、空が明るくなってきて
日が差してきて
4時間後の午後2時ごろには
サーキットの路面は完全に乾き、ドライコンディション
出場台数総計17台
一斉のスタートは迫力であった
4種類のカテゴリーの混走レースなので
団子状態は最初だけで
スカイラインGT-Rなど、キチガイみたいなパワーを持つ速い車は
早々に前のほうに見えなくなり
スターレットなどの1クラス下の車は、ジワッと後ろの方に視界から消えて行き
前には、同クラスだが私より早い2台のレビンが徐々に差を開いていく
あと1周1秒だけ、早くなりたい
もっとチョッとで着いて行けそうなのに
苦手なコーナーを通り過ぎるたびに
あるいは、ちょっとしたミスをするたびに、ほんの少しずつ差が開いていく
12周目ぐらいに、とうとう視界から消えた
同クラスのもう一台は、どこに行ったのか分からない
抜かされた覚えはないので、後ろの方にいることは間違いない
現在クラス3位なのだろう
前も後ろも車がいない
ただ、バカッ早いGT-Rと、RX-3が、私を周回遅れにしていくだけ
ただただ一生懸命周回を重ねる
が
終盤、残り4周目に
最終コーナーの手前にナンバー99番、「フクシマ君」の車が止まっている
マシントラブルらしい
フクシマ君は、同じクラスで、私より1秒ぐらい早く走り
私の視界から先ほど消えたレビンの1台
これでクラス2位、そして、そのままゴール
レベル的には全くたいした事の無い2位ではあるが
こんなにうれしいことは・・・ない
これ以上、うれしい気持ちを表現しようがない
めげても、あきらめなくてよかった
逃げ出さなくてよかった
やってよかった
※表彰台で1位の重富君とトロフィーの大きさを比べるが
やはり2位のトロフィーのほうが小さかった
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