谷 好通コラム

2002年08月14日(水曜日)

494話 事務所での一人

おとといは、一人で原稿書き
きのうは、午後から設計の人と、新しい快洗隊の形について打ち合わせをした
今日は事務所で、また一人で原稿書きをしている

 

私は事務所で、一人で仕事をするのが大好きだ
特に、おとといは電話がジャンジャンかかってきて
最高に面白かった
現在は、残念ながら、会社にかかってくる電話に私が出ることはほとんど無い
お客様の声を、第一声から直接聞けるのは
こんな機会ぐらいで
ウキウキである

 

普段、電話は、まず事務員さんが取る
そして用件にしたがって、自分で処理したり
営業に回したり
出張中の営業に連絡を取ったり
現在、外から直接かかってくる電話の回線が全部で8回線あるが
全部塞がってしまう事もたびたびである
(パソコンはケーブルテレビの回線を使っている。)

 

大変ありがたいことだ
しかし、私に回ってくる電話はめっきり減ってしまった
これも、スタッフがしっかりやってくれていることの証と
ありがたいことと思っている

 

しかし、たまに電話が回ってきても
「はじめまして、わたくし、○×の▲▽と申します。」とはじまって
「資産の運用に付きまして・・・・・」とくる
一日に必ず2~3回はかかってくる
もちろん、何も聞かず「全く興味ありませんので」と、切る
こんな電話は、本当にいやだ

 

事務所が休みになっている日に
一人で何かやっていると
数は、普段に比べれば少ないが
ある程度かかってくるので
「アイ・タック技研です」と出る

 

事務員さんが出る時には
「ありがとうございます、アイ・タック技研の○◎○です。」と
自分の名前まで名乗って出ている
私もそうやって出なければ、と思うのだが
いざ、かかってくると、なかなか出来ない

 

12日は、まだ仕事をやっているところが多かったようで
特に電話も多かった

 

「注文お願いします。□▽の○☆ですが、ファイナル1を1ケースと、・・・・・」
私は
「ありがとうございます」と言いながら
一所懸命メモを取る
電話での注文は、どちらかというと少なく
今はFAXでの注文がほとんどだ
何本かの電話に出ているうちに、その数倍のFAXが入ってくる

 

実際に注文の電話に出ると
「商品が売れた」という実感が、ヒシヒシと伝わってくる
一回一回の注文が
ものすごくうれしく感じる
実に新鮮に感じる

 

この感覚を忘れてはいかんなぁ
“初心忘れるべからず”
と、妙に反省をしたりするのです

 

「技術のことについて質問なんですが」
なんて電話が入ると
待ってました、とばかりに説明が始まる
商品とか技術は
私が起点になったものがほとんど、分からないことはほとんど無い
ついつい
聞かれてもいない事まで
懇切丁寧に説明してしまう

 

相手の、「そこまでは聞いていないんだけど・・・」の雰囲気が伝わってくる

 

土曜日とか、休日に
技術的なあるいは商品について、質問の電話をしたら
聞いてもいない事まで嬉々として喋り続ける奴がいて
うんざりした

 

そんな経験をした方が、いらっしゃるとしたら
その相手は
たぶん“私”です (^_^)v

 

一度、土曜日とか休日
会社に電話してみませんか
そして
「爆白について、ちょっと聞きたいのですが」
なんて言ってみませんか

 

そう聞いたとたんに、うれしそうな声に変わったら
それは“私”です
20分ぐらいは覚悟してください

 

原稿?
もちろんちっとも進みませんでした。あ~あどうしよう

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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