谷 好通コラム

2002年12月21日(土曜日)

598話 出会いがあって

人には巡り合いというものがあって
たまたま会った人が、自分の運命を大きく左右することがある

 

もちろん、それは一方的なものではなく
お互いに大きく影響しあうものだ

 

私がGRIT!吉田君とあったのは
その元と言えば、Nさんという先輩にあった
Nさんは、私が中学校の時に行っていた“学習塾”の先輩
高校を卒業する頃まで
先輩であり、友達として何年か付き合いはあったが
就職してからはあまり縁がなかった

 

何かの拍子に、彼が広告関係の仕事を自分で始めたことを知っていたが
それだけであった
それが、私も独立してガソリンスタンドを始めたとき
販売促進の仕事を頼むことになり
また、付き合いが始まった

 

その時、Nさんが印刷の業者さんとして頼んでいたのが
吉田君が務めていた会社だったのだ

 

吉田君と知り合ったのはその時
10年ほど前のこと
!!!
そういえば思い出した!
!!!
吉田君は、あの頃
紺色のダブル、金ボタンのブレザーを着ていた!
あのブレザーは、今も時たま着ている
今も!
あのブレザーは、あの時のブレザーなんだろうか!?
(そんなわけないか。)

 

それから色々ないきさつがあって
吉田君が独立したいと言って来た
そして、アイ・タックの仕事をしたい、と
・・
私は、びっくりしたが
つい「ああ、いいよ」と言ってしまった

 

それが運の尽き・・
ではなくて、新しい縁の始まりで、長い付き合いになっている

 

グリットなくして、今のアイ・タックはない
グリットも、アイ・タックなくして、今のグリットはない
それぐらい貢献してくれているが
それがまた、逆に、お互いの限界になっていることにも
お互いに気がついている
お互いの関係が損なわれることはないが
いい意味で、お互いにどう脱出し、どう発展するのか
これからの課題であろう

 

 

こんな出会いが、今までに数え切れないほどあった

 

私に出来ることは、チャンスを提案すること
それだけ
いつもそれだけ
誰にでもそれだけ
それは、会社のスタッフの一人一人に対してもまったく同じ

 

チャンスを提案し、望むならば力も貸す
そこから、それぞれがどうするのか
チャンスをどう活かし、どう伸ばすのかは
それぞれの人の能力次第、というよりも意志次第、ということ

 

吉田GRIT!が、もっともっとでかくなることを
心の底から想っている

 

その吉田君との縁の始まりであるNさんが
Hさんという方を紹介してくれた

 

Hさんは、コマーシャル店舗デザイナー
新しい快洗隊の「洗車屋」としての店舗のあり方を
一緒に作っていこうということで、合意した
この人は、事業の大きな要素になる予感がする

 

Nさんが、Hさんを私に紹介しようと
Hさんのことを思い出した理由が面白かった

 

私がNさんに、コマーシャル店舗デザイナーを紹介して欲しいと頼んだ時
Nさんは、すぐにHさんのことを思い出さなかったそうだ
しばらくの間、お付き合いが途絶えていたから

 

しかし、前回、アイ・タックに来て
わが社の超新人、スーパーおじさん池本さんを見た時だそうだ
(池本さんとの出会いも実に不思議なものであった、またいずれ書きたい)

 

彼を見て、Hさんを思い出したのだそうだ

 

Hさんと、わが社の超新人

 

 

彼らとは奇妙な出会いで、縁が出来た
まさか、このトリオで耐久レースに出るとは、3人とも思いもよらなかったことだ

 

 

鈴鹿でお世話になった
レースクィーンのEMICOさん

 

 

色々な偶然があって、この出会いがあったのだが
こんな人とも縁があればなぁ、と思っても、あるわきゃないか (*^_^*)

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2002年12月21日(土曜日)

597話 寂しい日もある

わが社はボーナスが出るのが、いつも遅い
夏は7月に入ってから
冬のボーナスも、年末に近くなってから
今年も、やっと昨日出した

 

ボーナスは社員にだけ出て、経営者には出ないから
「一年に2回、一番寂しい日」
などと冗談で言うことがあるが
社員の人が喜んでくれるのは、嬉しいことでもある

 

どうせ出すのだから
もっと早く出せはいいのだが
創業以来ず~~っと、こんなペースになっている
イカンなぁ、とは思っているのだが

 

 

昨日の天気予報では
今日は「晴れ時々曇り」だったのに
朝起きたら、雨の音がすでに聞こえていた
本降りである

 

12月は、洗車の最需要期
快洗隊スタッフも、月初から張り切って
今年こそはギネスを達成するとだと、気合が入っていたのに
どうもお天気の巡り合わせが良くない
土日がすべて雨がらみ

 

お客さんの方も、もう我慢できないかのように
雨が降っていても洗いに来られる
雨が降っている中で洗車をしたり、KeePreをコーティングしている様子は
ある意味信じられないような風景である
土日、小雨程度ならば
20万円ほどの洗車売り上げがあるのだ
お客様の心理は計り知れないものがある

 

大晦日近くの4・5日間、快洗隊は修羅場のようになる
店内にはこれでもかというほど、車がぎっしりに入って
道路にも並んで
隣のタバコ屋さんのオバサンが怒鳴り込んでくる

 

普段、全国でKeePreのインストラクターを務めているスタッフが
応援に集まってきて
怒涛のごとく車を洗いまくり、磨きまくり
今までの1日のギネスは57万円

 

今年は快洗Bossが入り、能率がものすごく上がっているので
マネージャーの販売予測は
年末の4日間とも、80万円になっていた
4日間だけで、320万円の洗車・コーティングをやろうというのか
いやはや恐ろしいことである

 

しかし、狙っているのは
1日のギネスではない、月間のギネスなのだ
そういう意味では、今日の雨は痛い
彼らの落胆ぶりが目に浮かぶ

 

しかし降っちまったものは、しょうがない
しょうがないのだ

 

しょうがない

 

全国の洗車に関わる皆様
降っちまったものは、降っちまったのであるから
それはしょうがない
やれることを考えて、いよいよの年末に備え
満を持しましょうよ

 

 

トムススピリットの松永さんが
GT選手権を走っている「17番MR-S」の精巧なミニカーを送ってくれた
また、私の机の守り神が増えた

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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