2003年02月06日(木曜日)
637話 長崎から神戸へ
昨日の島原でのセミナーは充実した
たくさんの方が熱心に話を聴いてくれた
いずれも大変優秀なお店の方ばかりで
こういう人たちの学ぶ姿勢の強さには、いつも感心する
能力の高い人ほど
「もっともっと」と、学ぼうとする
能力を持てば持つほど
もっと知るべき事が、まだたくさんあることが判ってくる
だから
自分が、まだ足らない事を知っている
だから
必死で学ぼうとする
本を読む、人の話を聞く、もっと色々な経験をしようとする
だから
なおさら能力が上がっていく
自分が知らないことがあまりにも多い事を、知らない人は
自分はすでに知ってしまっていると思っているので
学ぼうとしない
だから
低い能力のまま
自分が知らないことが多い事を、知っている人と
そうでない人、つまり、すでにすべて知ってしまっていると勘違いしている人
その差は開くばかりである
私も、見習わなくてはと、強く思う
朝6時20分に起きた
早起きがつらくなっているのは、くたびれている証拠か
そろそろリフレッシュが必要だ
考えて見れば
私の元気の素・サーキット走行も
去年12半ばにやったきりで、もう2ヶ月も走っていない
元気の素が底をつきかけている
何とか時間をひねり出して
MINEに行こう
などと、まじめな顔をして
また遊ぼうという、理由付けをしているわけだが・・・
今年は、年初から少々飛ばし過ぎた
ホントにチョッとくたびれてきているので、リフレッシュしたいと
深刻に思っているのだ
長崎空港は大村湾の中にあって
朝、空港に向かう時、大村湾を通して朝焼けが幻想的であった
今、長崎から大阪の飛行機の中
長き空港を飛び立ってすぐ雲仙・普賢岳で真っ白であった
つづく九重連峰も真っ白
なんと
海を越えて四国まで真っ白であった
初めて上空から見た「鳴門大橋」
大阪に着いて神戸に行き
神戸の新洗車専門店“神戸快洗隊”の用地を借りるため
不動産屋さんに行った
実に面白いおじさんであった
「愛知・岐阜の人はしっかりしている。ケチで固い人ばかりだ」
とは、おじさんの精一杯のほめ言葉と理解した
私はどうであろうか
ケチか?
確かにそうかもしれない
無駄な意味のないお金は一切出したくない
その意味ではケチである
1,000円で買える物を
なんの“付加価値もなしに”1,100円で買う事は
無駄以外の何者でもない
そんなバカな買い物をする人は、ただのバカである
無駄であり、意味のないお金、その代表選手は
バカみたいに高い高利貸しの金利
テレビのCMでほほ笑むサラ金は、悪魔のささやき
「誰にも会わず、テレビ画面に向かって答えるだけで
何の苦労もせずにお金が出てくる、魔法のキャッシュディスペンサー」
ディスペンサーとは、自動販売の意味もある
お金を売っているのだ
年間利益率20%以上で、お金を売っている
それは1,000円で買える物を
わざわざ1,200円出して買っていることと同じ
しかも、金利だけを払ってくれれば
元金は据え置きで良いと言う
それはつまり
自動的にまた、年間20%以上の利益率のお金を買うことだ
2年1,000円借りれば、金利を払ったとしても
1,000円のものを、わざわざ1,400円で買うことと同じだ
これほどの無駄がどこにあろう
サラ金、あるいはキャッシングローン
つまり、お金をバカ高い金利(つまりサラ金の利益)の月賦で
“金を買う”わけだ
何かを買うために
少なくとも、そんな馬鹿馬鹿しい商品を私は買いたくない
買う側からすれば、一番馬鹿馬鹿しい商品
それが現金
売る側からすれば、一番ぼろい商品
それが現金
商売で言えば
金利はコスト以外の何者でもない
そう考えれば、他の商売敵より20%以上のコストが掛かった形で
仕入れていたのでは話にならない
競争力以前の問題である
しかも、その商売自体が10数%の利益率しかない商売ならば
なおさらである
お金は、稼ぐものであって
絶対にお金は買うものではない
そんなバカバカしい無駄な買い物はしない
私はその意味では、確かにケチである
当たり前のことである
そんなことすら
学ぶ能力のない人は、とことん堕ちていく
そんな事も考えさせられた一日でした
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