2004年02月08日(日曜日)
887話 日曜日の朝寝坊
金曜日と土曜日、毎月定例の会議があった
金曜日午前中が快洗隊マネージャー会議、午後から部・所長会議
土曜日は全国から営業スタッフ全員と本社スタッフが集まって
全体会議
進行は私と専務
しゃべるのは、やはり私が一番多い
ついつい、私がしゃべる場面ばかりになりがちで
もう少し議論伯仲の状態になると良いのだが・・
毎月のこの2日間
一日中、集中しっぱなしで、頭の中がクタクタになる
それぞれの部署のことを一生懸命考えて
みんなの力が十分に発揮されるように、真剣に考える
人、物、金
企業は、まず第一に“人”
一人一人のスキルアップとモチベーションアップが
企業の力そのもの
一人一人、誰一人として無用の人はいない
一人一人が、企業にとってかけがいのない一人
特に幹部の人達には
大きなものを期待するゆえ、いきおい厳しくなる
今、3年の中期経営計画実行中で
昨年は大量にスタッフの数を増やした
営業社員は倍近くの陣容になったし
本社機能として、管理部、広報室を新しく設けた
人件費は、一挙にアイ・タック技研だけで前年対比140%に跳ね上がり
関連会社も6社になっているので
それも含めれば200%を突破しているかもしれない
スタッフが戦力にまで育つには、時間がかかる
1年、あるいは2年
その間は、稼げるどころか教育のための経費がかかり
しかも、すでに稼げるようになっているスタッフの手間を裂くことにもなる
人を育てるには、とにかく時間と手間と金がかかる
しかも
その金がかかっているだけの間も
会社としては採算が取れていなければならないわけで
しかも
「辞めます」の一言で、それまでのすべてがパーになる
力のあるスタッフを増やそうということは
何の保証もない究極の先行投資といっても良い
しかし、この先行投資なくしては、会社の発展は絶対にない
彼ら一人一人がかけがいの無い宝なのだ
昨年の1月、株式会社快洗隊を設立した
その時
社長になった畠中修と約束したこと
「1年間は1日も休まないこと」
といっても、ずっと仕事をしろというわけではなく
何ヶ月に1回ぐらいは頭の切り替えも必要で
たまにストレス発散で激しく遊ぶことはした方が良いが
肉体的には自分を休ませないほうが良い
という意味だ
(お正月を除いて)
理由は、「私が20年前に独立したとき1年間は、1日も休まなかったから」
ただそれだけ
自分が休まなかったから、お前も休むな、とは
全く根拠にならない、横暴な話だが
自分の会社が立ち上がった1年ぐらいは、そうなってしまうのが当然であって
彼を“サラリーマン社長”として扱わない
自立した会社の社長として扱うぞ、という逆説的な宣言であった
自立している会社の社長には
“公私”の“私”なんてあるわけがない
24時間正味、仕事のことを考えている
テレビを見ていても、食事をしていても、風呂に入っていても
つい、仕事に結び付けて考えてしまうし
寝ているときだって、意識があるわけではないが
突然アイデアが湧いて、目が覚める事があるぐらいなので
多分、無意識の意識は仕事にあるのではないか、なんて思うことがある
仕事のことを忘れるのは
サーキットを走っているときとか、GUNを撃っているときとか
意識として激しく遊んでいるときだけ
ごくごく稀な時間である
「1年間は1日も休まないこと」
そう宣言してから
彼は本当に一年間休まなかった
当然といえば当然だが
それをニコニコとしてやってしまった彼は
自立した会社としての社長の資質があり
会社を一人前に育てる能力と姿勢を持っているのだろう (たぶん(^_^;))
超大吉!H.オサム
快洗隊の新人、アルバイトからの入社、土井君!
で、どういうわけか、
私も、去年は休まない年になってしまった
なにも?快洗隊にお付き合いしたわけではないが
去年は、結局のんびり休む日を一日も持たなかった
土曜日・日曜日は
“みんなが休んでいるから出来る仕事”があるので
何か仕事を見つけてやってきたし(主に原稿書き)
ついつい、1日も休むことはなく一年が終わった
その?快洗隊が
1月23日をもって、1周年を迎えた
1年間無休の宣言をして1年経った訳だ
そこから、畠中修がゆっくりする休日を取ったかどうか、私は知らない
少なくとも、彼が毎日、快洗隊のツナギを着て闊歩しているところを見ると
1年経ってもあまり変わっていないのかもしれない
・・・・・
私は変だ
1月の中旬の金曜日に思いついて、その日の夜、グァムへ飛んでいって
2日間の突然思いつき休暇をとった
それから、日常のペースが変わったのだ
ほぼ毎週日曜日に休暇を取るようになってしまったのだ
睡眠時間もグッと延びた
4・5時間の睡眠時間でわりと平気だったのが
ここ2週間ぐらい
夜10時半に寝てしまい、朝8時まで寝るときがある
なんと9時間半も寝てしまうのだ
そんなときは、かえって頭が重くて調子が悪い
そういう事がもう4回ぐらいあった
特に日曜日など
何も予定がなくても、普段より早いぐらいの時間、朝6時ぐらいに目が覚めて
今までなら
今日は何もしないようにしようと決心しても
何もしないでいるとかえってイライラし
午後2時くらいになるとプッツンして、つい何かを始めて夜遅くまでやってしまった
ところが今日などは
朝飯を食べてからもう一度、9時ぐらいまで寝てしまったのだ
専務が言っていた「休みの日ぐらいはゆっくりと寝ていたい」
それに対して私は
「せっかくの、たまにしかない休みが勿体ない。早く起きて遊ばなくっちゃ」
と、日曜日の朝寝坊をバカにしたところがあった
そんな私が
日曜日の朝寝坊が好きになりつつあるのかもしれない
年取ったのかなぁ
布団のあたたかさが恋しくなっているのだ
あ~~~情けない
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