2004年12月14日(火曜日)

1076.一年の時間の長さ

あと2週間あまりで、2004年が終わる。

 

1年とは、考えようによっては恐ろしいほど多くの事が出来る長い時間だ。
たとえば、今年の3月に初旬に幕張メッセのショーに出展し、
その勢いで4月下旬の上海のショーにも出展した。
幕張のショーの時に知り合った車聖の任さんが、
わずか6ヶ月後の8月に中国初の快洗隊を上海にオープンさせた。
任さんは、日本の快洗隊が中国で通用するかどうか、何の保障も実績もないまま、
自分の目だけを信じて建てたのだ。
物事を動かそうと強く思えば、物事とは非常に早く実現するものだ。

 

私はこの一年何をしてきただろうか。
自分のコラムをずっとさかのぼって見ると、一年前がかなり昔のように思えた。

 

海外には、中国を中心に20回以上出かけた。
上海14回、北京2回、大連3回、錦州1回、南昌1回、広州2回、シンセン1回、
香港2回、マニラ1回、台北1回、台南1回、高雄1回、グァム2回、ソウル1回、
細かい所を上げればもっとある。
日本国内もほとんどくまなく回った。
(そういえば今年は珍しく沖縄に行っていない。)
飛行機には多分100回ぐらい乗った。
新幹線にもほぼ同じぐらい。
自動車は25,000kmぐらい運転した。

 

快洗隊直営店は、相模原、千葉・松戸、鳴海と三軒建った。
FC店は四国・西条、和泉、熊本、上海、高山、と五軒増えた。
レースには、十勝24時間耐久を含めて3回出場した。
その間に、孫が出来ておじいちゃんになった。
反対に私の叔父叔母に当たる人が4人も亡くなった。
会社のスタッフは20人以上新しく入って、4人が辞めた。
体重が92kgから86kgに落ちて、また91.5kgに戻っている。
一歳年をとった。
新しい関連会社が3社増えた。
新商品はたった1種類だけ増えただけだが、会社は27.6%成長した。
タバコは、多分700箱ぐらい吸った。ほとんど毎日ビールを飲んだ。
今年も彼女は一人も出来なかったが、
仕事は山ほどやった。
新しいビジネスパートナーもずいぶん増えた。
このコラムも250話以上は書いた。

 

他に何をやっただろう。
まだ色々やっているはずだが、よく思い出せない。

 

こうやって、書き出してみると、
ものすごくたくさんのことをやっているように思えるが、
365日という長さを考えると、やろうと思えば、まだまだ出来たような気もする。
あるいは反対に、やり過ぎたような気もして、
やり過ぎて、何もものに出来なかったような気もすれば、
余りあるほどの成果があったような気もする。

一年間は長過ぎて、
あまりよく思い出せないほどなのだ。
人生は、その長過ぎる一年間を、大体、七十度ほどももらえるので、
命が無限の長さを持っているような錯覚を持つのだが、
私はもう、その七分の五までを使ってしまっている。

 

なのに、
やりたいことや成りたいことの七分の一までも達していないような気もするし、
もう十分にやってしまったような気もして、
残りを夢中でガツガツ生きることは、愚かなような気もする。

 

これから3年、あるいは4年後に大きな目標を持ち、
その大きな目標すらも、もっと大きな目標のための手段でしかないと、
みんなに号令をかけつつも、こんなジタバタでイイのかなとも思う。

 

な～んて、反省している様な事を言っていても、
私はどうせ、何かジタバタしたことがないと落ち着かなくって、
明日からもひぃひぃゼイゼイと言いながら、突っ走って生きていくに違いない。
そういう生き方が好きなんだから、仕方ない。
「スローに生きよう」なんて、口で言ったって、できっこないのだ。

 

少なくとも、2004年について決して満足をしているわけではない。
得るものの少ない無駄遣いもたくさんした。
来年は真剣に、2倍のことをやりたいと思う。

 

今年もまだ二週間ある。
2005年をどのように実のあるものにするのか、
残された二週間のうちに、きっちりと準備しなければならない。

 

私は、スローには生きられない。
せっかちに、中身ギンギンで生きていたい。
本当にそう思うのだから仕方がないのだ。

 

※12月、上海で車聖が出展したショーをみんなで手伝う。

 

 

※上海の快洗隊の紅一点“唯(ユィ)さん”。私は彼女のファンである。

 

 

来年早々、ここが中国の主戦場になるかもしれない。

 

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