2005年02月18日(金曜日)
1121.こんな事もあるさ
「“一生懸命やる”ということで誉められるのは、幼稚園・小学生までのこと」
とは、以前、私がよく言っていた言葉。
さらに
「成功しようとする人にとって、
全力を尽くすこと自体は当然のことであって、
それ自体に一定の評価が与えられるべきものでなく、
その結果として、何をなし得たかで評価されるものだ。」
とも、言い続けて来た。
これは多分、
自分にも言い続けてきたのだろう。
それでも、
体がしんどかったり、精神的につらくなると、
「こんなに一生懸命やっているのに、・・・・・」と、思うこともよくあった。
自己矛盾である。
自分に対して自己矛盾を呈するほど自分も弱いのに、
人に対して「一生懸命は当たり前、その結果が問題なのだ。」と言ってきたのは、
無責任に矛盾した行為であったのだろうか。
多分、本当は、
「自分に厳しい分だけしか、人に厳しくなってはいけない」
ということもあることなのだろうし、
反撃を食らうのは、
自分の厳しさに弱いからだろう。
人は、現在が、未来に向けての発展途上であり続けることを理解は出来るが、
その意味で、
今の自分を否定され続けることに耐えることが出来ない時もある。
だからと言って、それが許されないということではない。
しかし、考えてみれば、
人は肯定されることによって、
はじめて、
新しい自分になっていくパワーを得られるということなのかもしれない。
「人は肯定されることによって、新しい前進をし始める。」
そんな当たり前のことが、
どんな立場にある人であろうと、なかろうと、みんな同じであることを忘れていた。
不覚と言えば不覚である。
昨日の仙台セミナーの前夜、
不意の出会い頭によって、気力が萎え、
排他的になった意識をコントロールすることさえ放棄したくなって、
朝、空が白むまで眠れなかった。
一時的にしろ、
何もかもどうでもよくなって、思考を止めた時、
自己に対してだけでなく、すべての外界についてどうでもよくなる。
そんなことだって、たまにはある。
たまにはあるものだ。
我等が行き着く先の限界を、目の前に突きつけられた事でもある。
そんなことも、たまにはあるものだ。
やれることは、
やっぱり自分でやる。
そういう全力の妥協で乗り切るのでしかないのか。
ほとんど寝ていない状態で朝ごはんを食べ、
しかし、お腹が膨れたことによって急に眠気が来て、
1時間ほどの仮眠が、
一挙に、いつもの朝の体にしてくれた。
人の体とは丈夫なものである。
仙台セミナーの会場は、
仙台の南、岩沼市の少し山に入ったリゾート施設。
セミナーの参加申し込みが増え続けて、また、大きな会場に変更となったのだ。
集まっていただいたのは、今回のセミナーシリーズ最多の155名。
前日まで大雪で、山の中にあるこの会場に
たくさんの方が集まっていただけるかどうか心配であったが、
ほぼ申し込み全部の方が集まってくださった。
ありがたいことで、感謝以外の何物でもない。
今回は、マイクの調子が悪くて、
出足をくじかれた形になってしまったが、
もう気が逸れたりはしない。
自分でやるしかない。と割り切った後だったからだろうか、
そのまま気にせずに、気力を集中することが出来た。
久しぶりに仙台にやってきた石川誠も、非常に良かった。
だからなのか、昨日の仙台セミナーが終わってから、
いつもより疲労感はあるのだが、妙にテンションが上がったままであった。
片づけが終わってから、
そのまま山形市に向かう。
今は高速が通じているので、仙台から山形へは1時間あまりで行くことが出来る。
一緒に行ったのはFC本部の酒部部長と、半田修平、
そして運転をしてくれたのは中所長。
山形に着いてからすぐに飲みに行く。
何でもいいから馬鹿笑いがしたかった。
そんなこともたまにはある。
飲みに入ったのは、山形の繁華街にあった何故か“沖縄料理屋”
次の日、つまり今日。
朝起きたら雪が降っていた。
山形市内でちょっと中途半端に仕事をして、
名古屋に帰る。
山形→名古屋は、新しい中部国際空港ではなくて、
もとの空港、県営・名古屋空港だ。(名称は、県営小牧空港ではなかった。)
乗る飛行機はCRJ
さぁ、どんな空港になっているのだろうか。
その結果は、明日書きます。
ただ、私は空港に着いた時、思わず涙が出てしまったことと、
マスコミと一般の人たちは中部国際空港に目が釘付けの間に、
県営名古屋空港ではドラマがあったのです。
色々な意味で感動したことだけ、お伝えしておきます。
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