谷 好通コラム

2005年08月01日(月曜日)

オランダ・ユトレヒト

その夜、今度はもっと古い素敵な街を案内してくれるという。

 

ユトレヒト。

 

オランダで一番高い教会の塔のある街だ。

 

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2005年08月01日(月曜日)

オランダの街ブレダ

二日目は、少し見学をして、
昼はオランダの街見物になった。

 

オランダの古い町、ブレダ。

 

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2005年08月01日(月曜日)

1229.オランダの1日目

ドイツ・ミュンヘン空港からオランダ・スキポール空港へ飛び、
レンタカーを借りて吉村さんの運転でホテルに走る。

 

ドイツでのディテーリング屋さんの見学で、長く立っていたことと、
スキポール空港でかなり歩いたことで、
私の足はパンクをしてしまっていた。

 

私の足は、ある限度を越すと、
突然、がっくりと痛くなって足首以下の感覚がなくなってしまう。
よっぽどの事がないと、こんな風にはならないのだが、
この世界一周出張も終盤を迎えて、疲れがたまってきていたのかもしれない。

 

ホテルに着いたら、申し訳ないが部屋にこもってしまった。
オランダでは、南アフリカからの二人の見学の方と一緒に回る事になっていて、
この日は、一緒に食事を誘ってもらっていたのだが、
私一人、部屋でテイクアウトでの食事とさせてもらった。

 

 

オランダは、国土のほぼ全体が干拓で造られており、
水路に囲まれた埋め立ての牧草地が延々と続いている。
どこまで行っても、まっ平らの牧草地が見渡す限りに広がり続いている。

 

 

翌日、それでも復活して、
オランダのディテーリング屋さんに見学に行く。

 

 

この椅子は面白い。
これは楽そうで、グッドアイディアである。

 

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2005年08月01日(月曜日)

1228.誇り高き職人たち

SONAXの本拠ノイブルグと同様にバイエルン地方に位置するインゴルシュタットは、
アウディ社の本拠地である。

 

ドイツでのカーディテイリング屋さんの2軒目の見学は、
そのインゴルシュタットにあった。
それも、アウディのディーラーの中に入っているディテーリング屋さん。

 

ディーラーの入り口にある駐車場に、
アウディの初期の頃のオールドカーが何気なく停めてあった。

 

 

このディテーリング屋さん、
アウディのディーラーが扱う中古車などをリフレッシュするのが仕事。
まず洗車場へ、
リフト付きの洗車場であり、
下回りの洗浄がよく行なわれていることが分かる。
よく使い込まれており、すごく使いやすそうだ。

 

 

面白いものを見つけた。
床を磨く洗剤だが、大きな樽の中に洗剤が入れられており、
それをこんな小さな器具で水で希釈し、使用しているのだ。
簡単なベンチュリーを備えた便利そうな物で、色々な用途が考えられる。

 

洗車をする車が無かったので、
残念ながら、彼ら流の洗車は見ることが出来なかった。

 

作業場の方に行ってみる。
清潔でキチン整理されていて使いやすそうだ。
作業は少なくともこんな清潔な場所が必要だなぁと思う。

 

 

ポリッシュの型も様になっている。

 

 

ちょうど室内の掃除をしていたので、それをじっと見ていると実に面白い。
手際がものすごくいいのだ。
動きも早い。
専用のブラシでホコリを起こしながら掃除機で吸い、
エアールーバーをきれいにしている。
たったこれだけのことでも、手早く、手際よく作業しているとカッコイイのだ。

 

 

室内の掃除機掛けは、
まず、細かいところを専用ブラシで、ホコリを掻きだしながらエアガンで飛ばし、
次に、インテリアクリーナーを床面一面にスプレーし、
ブラシでホコリを掻き起こしながらバキュームで吸っている。
フットレストなどの樹脂部分にはレザーケアローションを塗り込む。
専用のブラシは使い良さそうでいいなと思ったが、
作業自体に特に変わったところは無いが、
しかしそれにしても、手際がいいので気持ちがいい、それに手順が面白い。
快洗隊の連中が見たら、きっと大喜びだろう。

 

 

ファブリックのシートは、10分の1に薄めたインテリアクリーナーを、
ノズルの先から噴出しながら吸い込む事が出来るよくあるタイプの
シートクリーナーバキュームを使っていた。
「これでやると、クリーナーがシートの奥に入ってカビの素になりませんか?」
そう聞いたら、「だから、よっぽど汚れたシートしか使わないよ」と答えた。
よく解っている。
普通はもっと違う方法を使っているようだ。

 

レザーシートに対しては、
インテリアクリーナーを全体に容赦なくスプレーして、
マイクロファイバークロスでごしごし擦り取っていく。
その後、レザーケアローションで処理するわけだが、
私たちの作業も、もっと大胆にやらなければならないのかな、と思った。

 

 

エンジンルームのクリーニングも大胆だ。
やおら、コールドクリーナーをたっぷりとエンジンルーム全体にスプレーし、
少し間をおいた後、高圧水でドカンと洗ってしまう。
そのあと、スプレーガンなどで水を追い出す作業などを一切せずに、
やおら、防錆潤滑剤である「MoS2オイル」をたっぷりとスプレーし、
そのまま一晩おく。
そうすると、しっとりとしていい感じに仕上がるのだそうだ。
なんとも大胆というか、何と言うか、
しかし、それでバッチリ仕上がるというのならば、やってみる価値はある。
帰ったら、早速やってみよう。

 

 

ここは、カークリーニングノウハウの宝庫のような気がしてきた。
技術屋にとって、他の国の技術屋さんの技術は、
自分たちの発想とは違う思いもよらぬものがあって、
もう、聞きたいことがいっぱいである。

 

ところが、飛行機の時間があるとのことで、
後ろ髪を引かれながら、ノウハウの宝庫に別れをしなければならなくなった。

 

「絶対にまた来るので、ぜひ、もっともっと教えてください。絶対にもう一度来ます。」
彼等の目をじっと見つめてそう言ったら、
「ああ待ってるよ。お前達は、どうも俺たちと同類のようだね。待ってるよ。」
そう彼の目が言ったような気がした。
実にカッコイイ、誇り高き職人さんたちであった。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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